母校の創立100周年祝賀会!創学時に学んだ先輩たちは高等女子教育を受けた先達でした。

雑感

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

6月11日(土)に県立広島大学・創立100周年祝賀会がリーガロイヤルホテルで行われました。

私は統合前の「広島女子大学」の卒業生です。

本来なら創立100周年は2020年だったのですが、コロナのため2年遅れの開催となりました。

記念祝賀会の報道と実際の様子

翌日(6月12日)の中国新聞には、記念式典には約250人が参加したと報じられていましたが、それはおそらく第Ⅰ部の人数で、30分後から始まる第Ⅱ部には、さらに同窓生が250人は加わっていると思います。

私も第Ⅱ部から参加しました。

リーガロイヤルの「ロイヤルホール」が一杯になっていました。

会場の音響(マイク)が良く、とても聞き取りやすかったです。

残念だったのは、スピーチされている方はライトアップされているのに、それを映し出すスクリーンが暗かったことです。

場内が少し照明を落としているとはいえ、薄明るいからかもしれません。

ともあれ、式はオリンピックかと思うくらい(笑)時間通りに進行し、この日のハイライト!テノール歌手の錦織健さんのミニコンサートが始まりました。

祝賀会でのミニコンサート

演奏:錦織健(ピアノ:多田聡子)

撮影、録音は一切禁止されていますので、ご紹介できないのが残念ですが、やはりオペラ歌手はすごいですね~。

広い会場に響き渡る声量です。

最初は日本古謡の「さくらさくら」から始まりました。

場内、水を打ったように静まり返り、錦織さんの歌の世界に引き込まれていきます。

オペラのアリアや、ポップ・ミュージックも交え、最後はクイーンの「伝説のチャンピオン」でした。

アンコール曲は「オー・ソレ・ミオ」!

私たちの手拍子も入り、和やか雰囲気のうちに記念式典が終わりました。

ピアノ伴奏も素晴らしかったです。

音楽はやはり良いですね。

そういえば、私も中・高・大と音楽をやっていた時期がありました。

次元が違い過ぎますけど(笑)

当日は同窓会からお土産があり、リーガロイヤルの大きな袋を手に、みなさん会場を後にされました。

お土産には、リーガロイヤル特製の焼き菓子、ステンレスの保温ボトル、学章入りのトートバッグでした。

トートバッグはしっかりした帆布製で、大きさも横40㎝、縦32㎝、マチ12㎝と使いやすそうです。

学章もこうやって見ると可愛くないですか?

広島女子大の前身、高等女子専門学校のこと

県立広島大学は、宇品の県立広島女子大、広島県立大、県立保健福祉大が2005年に統合してできました。

そんな事情でトートバッグには学章が3校分あります。

広島女子大の歴史が最も古く、今回の出席者も同窓生332名中、広島女子大が女専や短大時代も含め、300名と大半を占めていました。もちろん全員女性です。

1920年(大正9年)に広島に女専ができる前は、公立では「お茶の水女子大学」と「奈良女子大学」しかなく、その後、他県にも高等女子専門学校が何校かできたものの、中国地方には広島しかなかったそうです。

当時、宇品の校舎の近くには「桜土手」と呼ばれる土手があり、袴(はかま)姿の女専の学生はエリート中のエリートだったそうです。

「それに比べてあなたたちは」と女専卒の先生にはよく不勉強をたしなめられました。

大学に入って最初の授業で「あなたたちは税金で学ばせてもらっています。その意味をよく理解し、社会に還元できる人材になれるよう努めなければなりません」と言われました。

ノブレス・オブリージュ??

貴族とか高貴な身分ではないですが、税金に関しては「なるほど」と思いました。

おわりに

出席者名簿を見たら同期の友人はいませんでしたが、周囲はみな同窓生。

同窓というだけで何やら安心感があるものですね。

出席者の中には「きもの」でお越しになった方も何人かありました。

私は手持ち服の大半を処分したところだったので、リーガロイヤル対応の服にはちょっと焦りました(笑)

黒のロングワンピースに籠(かご)バッグで何とか凌ぎました。

浴衣用に買っていたのですが、意外なところで役に立ちました。

本日は母校の創立祝賀会という、きわめて私的な内容を書かせていただきましたが、最後までお読みくださってありがとうございました。

コロナがおさまり、同窓会など旧交を温める場がはやく復活する世の中になると良いですね。