大人のおしゃれ塾、田中です。
昨日、一昨日に続き、リメイク関連の話に今日もなります。もうしばらくお付き合いいただけましたら幸いです笑。
戸棚のリメイク
教室の戸棚は、家で使っていたものですが、上半分が日に焼けてしまい、変色していました。
使い勝手が良かったので処分するのも惜しく、教室で使おうと扉の前面を貼りかえました。
木目調の幅広マスキングテープを貼っています。
取っ手を外して貼った後、扉が開けにくくなって焦りました笑。
ミシンの台も、板面に傷があり廃棄を考えていたものですが、戸棚に貼ったのと同じマスキングテープで復活!
教室の床板が木目調なので、統一感も出て良い感じです。
コンセントもすぐ裏にあり便利です。
足元の黒い物体はコントローラーで、踏んでスピード調整できます。
家庭用のミシンですが、糸調子はとても良いです。
自動糸切のついた職業用ミシンも使っていましたが、ミシンは使えば使うほどなじんできます。
ミシンの気持ち
ミシンは使い慣れると、本当にピタッと思う所で止まってくれるし、カーブを縫う時も寄り添ってきてくれます。
それが、しばらく使わないでいると、急にミシンが「よそよそしく」なる感じがするのですが、しばらく使っていると、また一体感が戻ってきます。
機械ですが、人の心や態度に反応するところがあります。
被服製作の授業を担当していた頃、よく学生が「ミシンが動かなくなった」と私に助けを求めてきました。
状況は様々ですが、見ると下糸が絡まって、とんでもない状況になっています。
学生は決まってミシンが悪いような顔をしているので「ミシンを信じてないのでは?機嫌が悪くなるのも無理ないよ」と言いながら、学生と席を替わり、ミシンに向かいます。
「ごめんね、気を悪くさせたね」とミシンに言いながら笑、もう一度、上糸と下糸をかけ直し、静かに縫い始めると、すんなり縫えるのです。
これは本当に不思議ですが、本当のことです。
自分を信じていない人、粗末に扱う人に対して、人も「もの」も、相手の期待に応えようとはしないのではないでしょうか。
職業用のミシンは定期的に油をさしていました。「ホコリ取り」と「注油」がセットですね。このお手入れは使い始める前でなく、使い終わった後が理想的です。使い始めに注油すると、布地に油が付いたりしますので。
いつもこんなふうにメンテナンスしてもらえているミシンは、絶対に素晴らしい働きをしてくれると思います。