大人のおしゃれ塾、田中です。
久しぶりに「手芸マキ」に行ってきました。
先週のブログで服作りのことを書いていたら、急に懐かしくなってきたからです。
「手芸マキ」は広島駅のすぐ近く、上大須賀町にあります。「大人のおしゃれ塾」からも歩いて5分くらいです。
マキでのタイムスリップ
お店は古く、1階から4階まで手芸用品でいっぱいです。
創業は1978年とありますから、42年の歴史があるのですね。
階段がおしゃれ塾が入居しているチサンマンションと古めかしさが似ています。
同時代の建築だからでしょう。
写真はウィンドウディスプレイです。
こちらもレトロですね笑。
私は文化短大在職中、21回、卒業制作ファッションショーを実施してきました。
学生たちは4月からデザインを考え始め、5月下旬くらいから、マキに布地の下見に来ていました。私もそれに同行していたわけです。
マキの2階に上がって、ドレス生地のフロアに立った時、今までの記憶が何年分も一気にフラッシュバックしてきました。
「先生、この生地は?」とか学生の声や表情が浮かんできます。学生たちには「足が疲れないようヒールのある靴は履いてこないこと!」とか、事前に注意したりしていました笑。
私は本当に毎年、ここに立って学生たちと布地選びをしていたのです。
布地選びは難しいですが、作る前は夢が広がってワクワクします。実際に作り始めると大変なことが次々と起こるのですが、学生たちはそんなこと、この段階では夢にも思っていません。
何もしなければ何も生み出せません。こうやって段階をふみながら、何もないところから作品を作り上げていく過程は、学生たちにとって貴重な経験となっています。
私の大きな勘違い
家に帰って、1階から4階までの売り場について書こうと、マキのホームページを開いてみました。
すると、いきなり「閉店セール、8月23日まで」の文字が目に飛び込んできたのです。
「マキも閉店するのか」と心臓が止まりそうになりました。
最近、倒産、廃業のニュースが続いていましたから、そう早とちりしたのだと思います。
マキさん、ごめんなさい。北九州の宗像店のことでした。
それでもしばらくは広島の本店のことだと思って、悲しみに打ちひしがれていました。
「今日、お店にはそんな貼り紙は1枚もなかったのに」と。
本当に今日は、タイムスリップしたり、打ちひしがれたり、気持ちが大きく揺らぎました。
マキが今まで通りでよかったです!!