大人のおしゃれ塾、田中です。
みなさんは「はっさく大福」って召し上がったこと、おありですか?
私は「いちご大福」なら食べたことはありましたが「はっさく大福」なるものは初めてで、京橋町を通るたびにこちらのお店が気になっていました。
京橋川沿いのお店で、広島駅から行けば京橋を渡る手前にあります。
京橋は、現存する被爆した橋の1つで、他には比治山橋とか猿猴橋、荒神橋などがあり、なかでも京橋は、最も爆心地から近かったのですが、落橋を逃れました。
最初の架橋は、広島城ができた1591年で、昭和2年に国道橋として現在の橋がかけられたそうです。
私はこの橋や、橋向こうのマンションの様子は、ユトリロとか誰かの絵になってそうなレトロな雰囲気です。
橋の手前側には「平和の道」という遊歩道があって、ここも私の大好きな場所です。
歩道には「平和の道」のプレートが埋め込まれています。
こだわりの餅屋、柑橘屋(かんきつや)さんは、この遊歩道に沿った通りの一角にあります。
試しに1個だけ「はっさく大福」をいただいてみようと、勇気を出して(笑)、のれんをくぐって店内に入ってみました。呼び鈴が鳴りました。
店主と思しき方が出てこられたので「はっさく大福、一ついただけますか?」と伺ったら「2個入りからになるんですよ」とのこと。
「それじゃ。2個入りお願します」ということで、2個パックをビニール袋(小)に入れていただきました。540円らしいですが500円にしてくださいました。
「前からここを通るたびに食べてみたかったんです」というと「またよろしくお願いします」とのことでした。店主は壮年の男性で、頭に水色系の布をかぶっておられたような気がします。
本当に小さなお店で、ガラスケースには商品はほとんど何も入っていませんでした。ガラスケースの上に、私が行った時には「2個入り」が1パックと、6個入りくらいのパックがの1個置いてあるくらいでした。およそ「おしゃれな雰囲気」はないということです(笑)
その「はっさく大福」がこちらです!!
けっこう1個が大きく、ずっしりしています。
割ってみますよ。うわぁぁぁぁ~!
はっさくの爽やかな甘みと、わずかな苦みが何とも言えないハーモニーを繰り出しています。はっさくの周りは白あんです。
お餅の部分も、ただの求肥(ぎゅうひ)ではなく、もち米の食感もわずかに感じられるような、素朴さもあわせ持っています。
おいしい。。。
「はっさく大福」は、瀬戸内の名産品として歴史もあるし有名なようですね。
けれど、地元のお店でこうやって、気取らない買い方、食べ方も良いものだと思いました。
また食べたい!