大人のおしゃれ塾、田中です。
今日は久しぶりに縮景園に行ってみました。
平日の昼下がりということで、入園者は少なく、ゆったりと園内を回ることができました。
梅林の梅は2本が少し咲きかけているくらいで、ほとんどの「つぼみ」がまだ固そうでした。
けれど、梅林からは遠く離れた所にポツンと一本、こちらは見事に開花していました。梅林のとは種類が違うのだと思います。
縮景園は大きな池を中心に、見事な造園、作庭がなされています。
次の写真は、迎暉峰(げいきほう)という築山に上って撮ったものです。
この築山は日本最大といわれているらしく、富士山を借景表現したものだそうです。おかげで結構な急斜面で、埋め込まれた石(岩)を足掛かりにして登山よろしく上っていきます。
築山の頂上では、池の方をはるか遠くに下ろす感じがしたのですが、写真に撮ってみると遠近感が全然表現できていません(涙)
この頂上から、広島城下や広島湾、はるか宮島まで望むことができたそうです。
今回じっくり歩いて思ったのは、縮景園はアップダウンもさることながら、橋が多いということです。
多いだけでなく、橋の幅が狭いです。ご老人には危険なレベルかと思いました。私もヒヤヒヤしながら渡りました。
縮景園は戦前までは「泉水」と呼ばれていたそうです。原爆投下で全焼全壊し、昭和24年から復旧が始まりました。
こちらのイチョウの木は、原爆投下後の火災から生き残った1本だそうで樹齢は200年以上といわれています。爆風で傾いたため、梢や枝を切りはらってあります。
園内には、原爆で亡くなった方の慰霊碑もありました。
そんな被爆の痕跡を目の当たりにすると、コロナ禍とはいえ、現在のこの静寂が、当たり前のものではないと思えてきます。
池では水鳥たちが、島に上がって羽を休めています。水掻く足を休めているのですかね。
今度来る時には、コイに餌(えさ)をやりたいです。入り口で売っていました。
広島の中心地でこんなに素晴らしいお庭があるとは!ありがたいことです。
2~3月は梅、3月下旬から4月は桜と桃、11月は紅葉が楽しめます。