こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
いよいよ今年も押し迫ってきましたね。
カレンダーも最終ページ、と言いたいところですが、雑誌についていた来年度のカレンダーは、今年最後の12月が最初にきていました。
そんな12月にリハビリ（ウォーキング）のお供をしてくれたのが、ダイソーのニット帽です。
私が買い物に行けるのは家から徒歩2～3分のスーパー（フジグラン高陽）なのですが、ダイソーはその3階にありました。
手術後12月までは食品を買うだけで精いっぱいだったのに、衣料品を買えるまでに成長（回復）した自分がなんとも嬉しかったです。
たとえそれが100円の商品であっても真剣に選びました。
それにしてもダイソーのニット帽、品揃えがすごいですね～。こんなにたくさんあるとは知りませんでした。
売り場に鏡がないのが残念でしたが、これぞと思う商品をまずは1点、購入して帰りました。
その第１号がこちらです。
ニットキャップ（シンサレート）￥300（税込330円）
ワインとグレーの2色展開でしたが、ワインといっても実物はもっと赤みが強く、くすんだ赤です。
裏には保温性に優れたシンサレート（断熱素材）が付いていて二重になっています（表：アクリル100％、裏：ポリエステル100％）。裏地が布地なので伸縮性があまりありません。頭囲のキャパが約57cm～65cmなのはありがたいですね。
大人の女性がニット帽をかぶる時、あまりにもぴったりしすぎるとビーニー風に見えて、よほどかぶり慣れている人でないとカジュアルになりすぎます。
（ビーニーというのは折り返しのないニット帽のことで、折り返しのあるのはワッチと呼ばれています。ですが折り返しがあってもビーニーと呼ばれていることもあり曖昧ですね）
ワイン色の第1号がとても良かったので次は黒を購入してみました。もちろんダイソーです(笑)
ニットキャップ（折り返し）￥200（税込220円）
こちらの商品は、今年の商品ではないのかネットストアにはありませんでした。
適応頭囲は56㎝～60㎝となっています。やわらかい質感で（アクリル51％、ポリエステル49％）とてもかぶりやすいです。私はタグは取って使用していますが、ついていてもシンプルなデザインなので邪魔にならないかもしれません。
こちらの商品も気に入ったので、さらにグレーも購入してみました。（写真中央下）
ニット帽（リブ、カラー）￥100（税込110円）
ワイン、黒と並べると、グレーのニット帽がリブ編みなのがよくわかります。
触ってみると少し硬めに感じますが、頭の形をひろい過ぎず（頭囲は55ｃｍ～65cm）100円商品ですが素材感も悪くありません。ポリエステル、アクリルを中心に、レーヨン、ナイロン、綿、毛の混紡となっています。
何といってもリブ（ゴム編み）が細く、カジュアルになりすぎない点が気に入りました。
類似した商品でニット帽子（３１リブ）￥100（税込110円）というのがあるのですが、こちらはリブが太くカジュアルな印象が強いです。
ざっくり編んだニット帽も捨てがたいですが、「可愛いおばあちゃん系」もしくは「ほっこり系」を目指すのでなければ、なるべく表面が滑らかな編地を選んだ方がスタイリッシュに決まると思います。
大人の女性がニット帽を着用する場合に気を付けたいこと
- 目立ちすぎる色は避ける
- ゆとりのあるサイズのものを選ぶ
- 細かい編み目のもの（ハイゲージ）を選ぶ
１の「目立ちすぎる色は避ける」ですが、なるべく黒やダークグレイなど髪色に近い色を選んだ方が悪目立ちしません。
トマトのような赤や青空のようなブルーのように鮮やかな色はとても素敵ですが、結構目につくし浮きやすいものです。
よほど意図的にアクセントとして使うか、気にせず無頓着にかぶるか、のどちらかになりますので、初心者は避けた方が無難でしょう（私もですが）。
２の「ゆとりのあるサイズのものを選ぶ」は、頭にぴったりしすぎるとスピードスケートや水泳帽のような印象になってしまいます。適度なゆとりがあれば折り返しの分量や、かぶり方の深さなどを調節できますし、ヘアスタイルとのバランスもとりやすいです。
３の「細かい編み目のものを選ぶ」は、その方が大人っぽいスタイルが作れるからです。模様編みやざっくりした編み地はどうしてもラフな印象が強まります。ほっこりした親しみやすさを重視するならワッチタイプでなく、ベレー帽タイプを選んだ方が良いかもしれません。
どうしても模様編みのワッチタイプというのであれば、次の写真のような黒とかダークグレイなど暗い色がお勧めです。甘くなり過ぎません。
なわ編みのニット帽 ￥1,900（税込2090円）
こちらのニット帽は同じくフジグラン高陽の2階、服飾品コーナーで購入しました。
アクリル100％でとても暖かいです。フリーサイズ（56㎝～58㎝）となっていますが、多くの女性の平均的な頭囲ではないでしょうか。なわ編みなので伸縮性と保温性に富んでいます。
写真では光線の加減で模様編みの陰影が強く出ていますが、実際には「黒」なのでさほど目立ちません。
製造は大阪の㈱東田となっていました。調べてみると1955年設立の帽子の製造販売会社のようです。70年近い歴史があるのですね。
おわりに
プラダの6万円のニット帽もあれば、ユニクロ「＋J」のニット帽もある（3,990円）。
スーパー平場の2000円のニット帽もあれば、ダイソーの100円、200円、300円のニット帽もある。
人それぞれの価値観や感性でファッションが楽しめるのは本当に幸せなことです。
来年も寒さに負けないで、ダイソーのニット帽をかぶってリハビリに出掛けます。㈱東田さんのニット帽ももちろんかぶります！
みなさまも良い年をお迎えください。
今年も1年、お読みくださってありがとうございました。
