昨日は冬休みをはさんで1か月ぶりの授業でした。
定年を迎えるまでは、ファッション系の科目を多岐にわたって担当していましたが、後任へのバトンタッチの諸問題から、ネイルケアに関する授業は引き続き非常勤講師として担当してきました。それももう5年になります。
あともう一年は頑張ろうと思いますが、その間に後任の先生への引継ぎを行なう必要があります。
後任は(じつは私の教え子なのですが)今はネイルサロンを7店舗経営するキャリアの持ち主です。卒業生であることと実務経験が強みですね。
ただ近年のネイルサロンはジェル一辺倒ですから、手指を含めて「爪自体の美しさを育む」という視点がおろそかになりがちです。その点を私は一番心配していて、後任の先生にはその点をしっかりお願いしたいと思っています。
素の状態が良ければ手指はそれだけで美しいものです。カラーもアートもその美しさあっての楽しみですからね。
その点を学生たちには徹底して指導しています。
授業が始まった頃は、爪が欠けたり折れたりで、10本の長さがバラバラ、形も尖り過ぎたり平らだったりで統一感がゼロな状態でしたが、授業も6~7回頃にはケアも上達し、見違えるように整ってきます。
並行してカラー(色塗り)の練習もしますので、最低限ネイリスト検定3級レベルのカラーリングはできるようになります。筋のよい学生は2級レベルの見事なカラーリングを見せてくれます。こんな時がいちばん教師冥利に尽きる瞬間です。
ところでこちらの実習室。
授業前に写真を撮りましたが、私が文化短大に着任した頃は黒板で教壇もありました。一度、板書しながら後ずさりしていたら、教壇から落ちたことがあります。いきなり天井が見えたのでびっくりしました。白墨(チョーク)の粉が舞っていた時代です。
この教室には水場(流し)があるのと、広過ぎない(指導しやすい)点が気に入っています。
今週、授業前に撮りました。
ちなみに3年前、上行大動脈解離の手術から復帰直後の私がこちら。
大差ないように見えますが、あの頃よりはだいぶ元気になってきました。
髪型やメガネはちょくちょく変えていますが、着るものはやはり学校なので「らしさ」は必要かなと思っています。
最後にこの記事をお読みくださっている皆様にお伝えしたいこと。
授業用の私のインスタグラムからですが、、、
ハンドクリームや、キューティクルオイルでの保湿を心掛けると、手指は見違えるようにきれいになります。
「筋肉は裏切らない」ではないですが、手指のお手入れも裏切りません。
まずは1週間頑張ってみてくださいね。