皆様、明けましておめでとうございます。
大人のおしゃれ塾、田中です。
お正月、テレビで振袖や訪問着姿のタレントさんを目にしましたが、やはり着物はいいですね。
私も娘時代は毎年、振袖を着ていました。前の日には美容院に行って「新日本髪」というスタイルに結ってもらっていました。
着付けは母がしてくれるのですが、長襦袢(ながじゅばん)にはすでに半衿がかかっていて、裾除け(すそよけ)や肌着、足袋(たび)にもきっちりアイロンがかけられていました。
母は私と姉の分、この作業を毎年してくれていたことになります。
プロフィール欄にも書きましたが、母と姉、私が、他の家庭はどうか知りませんが、装うことにとても熱心な家であったことは確かです。
特に母と姉は、身だしなみやおしゃれに手を抜かない人でした。
着物への造詣も深く、私が手描き友禅を始めたのも二人の影響があったからかもしれません(30代の頃)。
写真は2001年開催の個展【凜】で発表した作品(名古屋帯:南天)です。
帯地が白いので汚さないよう、描く時は本当に気を使いました。
南天の色は実物より渋めに仕上げています。
個展は2回開催しましたが今では遠い昔になりました。
また改めてブログで振り返りをさせてくださいね。自分でも忘れそうです(笑)
ところで皆様は『Grandeひろしま』という季刊誌はご存じですか。
私は手に取ったことはありましたが、誌名までは覚えていませんでした。
『Grandeひろしま』
12月にイタリアから帰国された下岸優子先生(うちの塾でリメイクを教えていただいてました)からいただきました。
下岸先生のレポートが<ミラネーゼ風キモノkimono>というタイトルで掲載されているとのことです。
さっそくミラネーゼ(ミラノ人)がどんなふうに着物を着こなしているか興味深く読ませていただきました。
ワンピースやドレスの上からキモノを羽織ることで、ストリートやパーティーでの装いが、より一層エレガントになっていました(p.38–39)。
今季の『Grandeひろしま』は《きものを受け継ぐ。着こなす。》というテーマで「着物にまつわる物語をたどりつつ、着こなす楽しみ」が紹介されています。
母から娘へ、娘からまたその子へと受け継がれてきたキモノkimono。
「染めや織、刺繍などすばらしい伝統工芸の技で作られた着物は、日本の誇る文化です。」と特集の冒頭で述べられています。まさにその通りですね。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
『Grandeひろしまvol.35』季刊冬
発行・編集/有限会社グリーンブリーズ
定価880円(本体価格800円)