フリースジャケットの着やすさを改善~袖裏付け~

ハンドメイド

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

いやー、今日はちょっと頑張りました。

去年、UNIQLOで勢いで買ったフリースジャケット。商品名はボアフリースジャケット

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買ったは良いけれど、結局1回しか着なかったという残念な結果に。残念というより反省すべきですね、そんな安易な買い物は。

どこがいけなかったかというと、袖丈が長過ぎて手元の折り返し部分が邪魔で仕方ないのです

ふだん、長めの袖丈が好きな私でもこのボアフリースジャケットはダメでした。試着の段階では気付かなかったのが悲しいところ。肩回りや衿の形、大きさの方に意識が行っていました。

こうなったら直すしかありません。いさぎよく折り返し部分をカットしました。

後は好みの丈に折り返してまつるだけなのですが、、、

つい、欲がでてしまうのですね「袖裏をつけようかしら」と。フリースは暖かいですが、そのままだと滑りが悪くて脱ぎ着にちょっと抵抗があります。(スッと袖が通らない)

そこで使うのが型紙のラブオフ法

要は実物の型を抜き取る(写し取る)のですね。

こちらの袖は二枚袖になっていて(2つのパーツから成っている)まず小さい方のパーツから写し取りました。

私の場合は直接、裏地を当てて、袖の縫い目をすくいながら待ち針を打ち、そこを目印に縫い代分を加えて裁断するという方法です。、一気にやってしまわないと面倒になる地味な(心が躍らない)作業なので、写真をとる余裕がありませんでした。

そして出来た袖裏がこちら。

たまたま家にあった生地(ベンベルグ)なので色もピッタリではありませんがこれで良しとしましょう。シワシワなので要アイロンです。

次は、左右を間違えないよう気を付けて、袖下の縫い目どうしを中綴じします。あっ、写真の左右が逆になっていますね。私は右利きなので中綴じの進行方向が反対です。

次は、袖付け部分をぐるりと縦まつり。

袖口もまつっていきましょう。

そうして出来上がったのがこちら。

両袖に裏地が付くと格段に脱ぎ着が楽になりました。

風もスース―通りにくくなりますし良いことずくめ。確かに手間はかかりましたが、やっただけの価値はあります。

と、自己満足して終われば「めでたしめでたし」なのですが、恐ろしいのは縫い物好きのサガといいますか、ふと見ると裏地がまだ残っているのです。

ちょうど胴裏がとれるくらい(笑)

ここで思い止まるか、胴裏を付けるか?

そりゃー、全部に裏地が付いている総裏の方が保温性、保形性、すべてにおいて着心地は向上します。

うーん、悩ましいところですが、今回はここまでとしましょう。

寒くなってからまた考えたいと思います。

こんなふうに着心地を改善する作業は、買い物の失敗をプラマイゼロにしてくれるような気がしてちょっと嬉しかったりするのですが、本来、失敗しない買い物をするのがベストなのですけどね。