紅茶染めで秋色を楽しむ。

ハンドメイド

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

いやー、まだまだ蒸し暑さの残る10月ですが、それでも10月は10月。

やたら白いシャツやブラウスに違和感を感じるようになってきました。気温だけでなく太陽の運行も関係しているのでしょうね。色の見え方、感じ方が違ってきます。

こちらのブラウス(下の写真)も今年の春夏に購入したのですが、パキッとした白さが半端なく、これからの季節にはちょっと寒々しい感じがしてきました。

白は白でもかなり青白い白です↓

いわゆるブルべさんに似合う白なため、イエベ寄りの私には似合わないのは分かっていたのですが、それでも素材の良さと(綿100%)エスニック調のデザインに惹かれ、返品しませんでした。何度か洗えば青白さも和らぐかと思ったのですが、やはりダメでしたね(涙)

そこで思い立ったのが紅茶染め

市販の染料は何度か使ったことがありますが、残念ながら思うような仕上がりになりません。

一番の問題点はムラになること。

事前の準備としてしっかり洗い、濡れたままで染液に投入しても、先に浸したところが濃く染まったり、重なった部分が染まらなかったりで、これがなかなか手ごわいのです。均一に染めるのは本当に難しい。

たとえ本体(身生地)が上手く染まっても、ミシン糸がポリエステルだと、糸だけ染まらず、そこだけが目立ってしまう、といった残念な結果に終わります。

私史上、唯一うまく染め上げることができたのはカシミヤのセーターでした。青色を紺色にした時です。とじ糸も同じカシミア糸だったので上手くいきました。カシミヤやウールは染色性が本当に優れています。

コットン(綿)もよく染まりますが、ミシン糸にはくれぐれも注意が必要です。白Tシャツの染め直しは、たいていの場合「糸だけ染まらず悪目立ち」のパターンに陥ります。これはかなりのショックで凹みます。

そんな痛い目に数々あってきた私が、今回挑むのが紅茶染め。

真っ白がオフホワイトになるくらいに「ほんのり」染まればよいので気が楽です。今回のブラウスは、ミシン糸もコットン糸なので上手くいきそうです。

ヨシ!思い立ったら即実行!

  1. 予洗(必須)
  2. 湯沸かし(大きめの鍋)
  3. 紅茶のティーパック投入(今回は1個)
  4. 好みの色を出す(沸騰はさせない)
  5. 予洗後のブラウスを濡れたままで投入
  6. すぐに菜箸で攪拌(しっかり内部まで)

7. 均一に染まったら湯温を上げて沸騰(→火を止めて冷めるまで放置)
8. 取り出して水洗い
9. 大さじ1~2杯の塩で色止め(ぬるま湯で1時間程度)

後はすすいで乾燥。

意外と簡単でしょう?

市販の染料だと溶く手間や、鍋、箸、シンク周りに染料が付いたりと後始末も大変ですが、紅茶はその点ラクです。麦茶を沸かすくらいの感覚でいけますから

そんなこんなの紅茶染めでしたが、しっかりと薄ベージュに近いオフホワイトになりました。大成功です。

染める前(↓)と比べたら、かなり黄みがプラスされました。

おかげでの手持ち服(イエローベース)との相性が抜群によくなりました。

ZARAのウール100%のカーディガン、今年はガンガン着ようと思います。

パンツにもスカートにも恐ろしいほど(笑)マッチします。

いやー、染め直してよかった!!

なんで早くしなかったのかと悔やまれるほどです。(猛暑でしたからね←言い訳)

もし、みなさんのお宅にも白浮きして困るようなアイテムがありましたら、ぜひ紅茶染めに挑戦してみてください。

濃く染めようとしなければミシン糸との差も目立たず、きっと上手くいくと思いますよ。

シミがある場合はシミ抜きはしておいてくださいね。