こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
いきなりテトラポッドで驚かれたかもしれませんが、じつは昨年の夏、広島現代美術館を訪れた際、青や緑、ピンクのフェルト(不織布)でできたテトラポッドをミュージアムショップで目にしたのです。
テトラポッドとはみなさんご存じの通り、海岸や河川などに設置された消波ブロックのことですね。
ミュージアムショップで売られているので、どなたかアーティストさんの作品かと思い、レジで聞いてみたら分からない様子。
商品説明もラベルもないしプライスカードのみ。小さいもので2000円、大きいもので8000円くらいでした。
「あれはいったい何だったんだろう?」と気になりながら帰宅しました。
調べてみると“テトぐるみ”という商品らしいです。
製造元はマニアパレルmaniappareleいう「ニッチなマニアの為に勝手につくり続けるマニアなアパレル」で、“テトぐるみ”は広島では唯一、現代美術館に置かれているようでした。それを私が目にしたというわけです。
公式ブログでは型紙や作り方が詳細に公開されています。
どんどん作ってもらいたいとのことでしたので引用させていただきますね。
★“テトぐるみ”公式ブログより型紙
プリントアウトすると型紙は思いのほか小さく、直線部分(一辺)が約5㎝でした。ですが製作してみると意外と小ささは感じません。
次は型紙を160%に拡大して作ってみましたが、、、
一気に大きさが増しました!
グッと存在感が出て「大きすぎた?」という気さえしてきます(笑)。一辺が3㎝増えただけなのに3Dになるとその差は大きいですね。
縫い代は5㎜。
直線どうしの縫い合わせはミシンでも構いませんが、私はすべて手縫いで行いました。
曲線どうしは手縫いでないと難しく、しつけをかけてから行います。
後から詰め物をしますがら、小さい針目で丈夫に縫い上げます。(2針縫っては一針返すを繰り返す)
それぞれの足が完成したら3本をつなぎ合わせ、ある程度、綿(わた)を詰めてから、、、
残りの1本をつなぎます。
一辺は縫い残し、そこから全体がパンパンになるまで詰めていき「これ以上入らない」というくらいになったら詰め口をまつって終了!
なんとも愛嬌のあるかたちですね~。
綿(わた)はけっこう使いますよ。
私は布団の打ち直しをした際、業者さんからいただいた「残り」を使いました。ダイソーのポリエステル綿なら1袋は必要かと思います。
布地はフラをしていた頃のステージ衣装。
パウスカートにリメイクした後も少し残っていたハギレを捨てられずにいました。
手作って、やはり楽しいですね。
今度は何を作ろうかしら。