JAグループの月刊誌『家の光』から原稿依頼がありました。

ハンドメイド

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

皆様はご存じだったでしょうか。

『家の光』という雑誌を。

書店では購入できないようですが、JAグループの月刊誌なので農業関係の方にはなじみが深いのではないでしょうか。

なにせ創刊が大正14年(1925年)ですから。

こんな100年近い歴史のある雑誌から、手芸ページへの原稿依頼がありました。

嬉しいことに私のブログを見てこのオファーを下さったとのことです。

ありがたいことです。

2年前にはラジオ局から出演依頼もいただいたのですが、この時はあいにく手術直後でお断りせざるを得ませんでした。

今回は、体調も回復のきざしにあり、喜んでお引き受けさせていただきました。

じつはJAにはもう一つ、過去に仕事の依頼を受けたことがあります。過去といっても平成7年のことですからもう28年も前になりますが。

JA広島市の「女子職員のユニフォーム企画」です。

この企画のためにJA女子職員のプロジェクトチームが結成され、全職員へのアンケートをもとに、信用部門9点、販売部門9点のユニフォームをデザインしました。

当時のメモを見ると・・・

JAカラーのグリーンを採用し、親しみやすさ、信頼感を表現した。「信用」と「販売」部門では業務内容が大きく異なり、機能面では特に配慮を要し、スカート型のキュロット、パンツ、ブルゾンなど活動のしやすさを考慮した。また春夏、秋冬でカラーの変化が楽しめる工夫や、手入れの簡便さを吟味した。

デザイン画はすべて私が描きました。

最後にJA広島市のトップの方々(約10人ほどだったか)の前でプレゼンしたのを覚えています。

そんなご縁があるJA様からのご依頼。頑張らせていただこうと思いました。

『家の光』は総ページ数210ページ。

別冊もあり、内容も多岐にわたっていて非常に読みごたえがあります。

試作品も何点か作りましたが、初心者の方にも興味をもって取り組んでいただけるよう、デザインや作り方にはずいぶん悩みました。

途中のプロセスはイラストレーターの方が担当してくださいます。

その一助になればと撮影しながら作業を進めました。

三脚は用意しましたが、結局は片手にスマホ、タイマーで撮影することが多かったです。

なんやかやで結構時間がかかりましたが、本日ようやく完成!

完成した標本と型紙をゆうパックで送ります。

余談ですが、標本というと昆虫標本とか、鉱物標本とかのイメージが強いかもしれませんが、被服学の世界では出来上がった見本のことを完成標本、途中のプロセスを説明する見本を段階標本と言っていました。

大学の非常勤講師をする前は助手をしていたので、もっぱら教授が授業で使われる標本を作っていました。おかげで随分鍛えられたと思います。

なにしろお手本ですから(笑)気が抜けませんでした。

話が脱線しましたが、原稿も書き終わりましたし、とりあえず最善は尽くしたかと。

あとは校正などの作業が夏にあり、秋に出版となります。

作品の画像など、版権(著作権)出版社側にありますので詳細はお示しできませんが、作ってみたいと思っていただける作品に仕上がっていたら嬉しいです。

以上、本日はお知らせということでご報告させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。