ダイソーの人気毛糸「シフォンムース」で70年代風ロングマフラーを編む

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こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

ダイソーの毛糸売り場、いろいろな種類があって、思わず立ち止まってしまいますよね。

私は「シフォンムース」という毛糸に目を奪われてしまいました。

ダイソー「シフォンムース」C14カナリアイエロー

カナリアイエローといっても、清んだ黄色ではなく、少し濁った黄色です。家に帰ってからも気になって仕方がありませんでした。

人気色なのでしょう、次に行った時は売り切れていました。ところが先週の土曜、またダイソーに行ったらあったのです!しかも6玉!!

運命を感じて6玉全部購入して帰りました。

商品説明には「おすすめの使用針」は棒針で15号とあります。けれどダイソーには15号棒針は置いてないのですね。たぶん製造してないのだと思います。けれど大丈夫。15号棒針は太さが6.6mmですから6.0mmの輪針で代用できます。

ダイソー「輪針」6.0mm

この輪針、使ってみて思いましたが、糸の「すべり」がちょうど良いです。棒部分は竹でできていて、針先も丸みが持たせてあるため糸割れしません。棒とコードの接続部分が少し華奢な気もしますが問題なかったです。

それではいよいよマフラーの制作開始です。

Googleで画像検索したら、マフラーを編んでいる人は少ないですね。帽子やバッグ、スヌードが多かったです。それよりも編む前の毛糸(玉)写真の方が圧倒的に多いです。まるで「シフォンムース」の色見本のようです。確かにこの糸は色出しが上手くて、買ったとき画像をあげたくなる気持ちも分かります。編む前は夢が膨らんでますしね(笑)

ただ糸が太くて硬めなので、セーターなどの大物を編むとボリュームが出過ぎて途中で挫折してしまいそうです。「シフォンムース」というからには、もっときめ細かく柔らかい仕上がりを想像してしまいますがね。結局、編むとしたら帽子やバッグ、スヌード、といった小物になるのかもしれません。

マフラーも幅が広すぎるとボリュームが出過ぎて重くなります。そこで考えたのが細くて長いマフラーです。70年代風です。

70年代風「ロングマフラー」

仕上がり幅を10㎝くらいにしたかったので、作り目は24目、2目ゴム編みで編み始めました。(標準ゲージは12目・18段)

6玉全部使い切って、幅10.5㎝×長さ184㎝になりました。段数は数えていません。小柄な方は6玉では長すぎますから、5玉で編まれることをお勧めします。

身長が161㎝の私でちょっと長めのジャストサイズです。このくらい長さがあったら、もうひと結びすることもできます。

ユニクロ「+J」のダウンジャケットとロングマフラー

そもそもこのマフラーを編もうと思ったのは、初代ユニクロ「+J」のダウンジャケットに合わせようと思ったからです。このジャケットの少し艶があるソフトな生地感がどうも苦手で、何か相殺するアイテムはないかと考えていました。

いかがでしょう?「シフォンムース」で編んだマフラーのおかげで、ラフな感じにギアチェンジできていると思われませんか。

ここで調子に乗って、ニット帽まで同じ糸で編もうとしてはいけません(笑)2目ゴム編みのラフな感じはマフラーにとどめておきましょう。

ワンポイントとして、ナチュラル感のあるタグを縫い付けました。

まだ編み物をしたことがない方は、ぜひマフラーから始めてみてください。「シフォンムース」は糸が太いですからすぐに編みあがります。

編み方は、動画や本で勉強するのも良いですが、お友達やご家族に習うのも楽しいです。すぐに覚えられます。そして習った時のことも良い思い出になります。

「シフォンムース」を編む時の注意点

最後に「シフォンムース」を編む時の注意です。

「シフォンムース」は撚り(より)が甘いタイプの糸です。写真のように、撚りをほぐしてみたら10本の糸が現れました。撚りが甘いので、1本でも編み損ねると、編地からその1本が浮いてしまい、後から気付いてがっかりします。モチベーションが下がりますから(笑)気を付けてください。

「シフォンムース」は1玉約40g、6玉使用で240gです。その程度ならそんなに軽くもないですが重くもありません。

材質はアクリル100%で手洗い可能です。

今シーズンはもう、店頭に今ある糸が最後かもしれません。毎年新色が出ているようですから、来年がまた楽しみですね。