こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
手術以来グレイヘアまっしぐらできています!
もう髪の分け目を気にすることもありませんし、カラーリングの手間もありません。
こんなに楽なのに、なぜ私は今まで髪を染めていたのでしょうか。やめたのは手術だけが理由でしょうか?
確かに気力、体力、免疫力、すべてが衰えていて、髪を染めるなどとてもできない状態でした。
身体的な不都合(ダメージ)、手間の煩わしさ、これはカラーリングをやめる大きな理由だと思います。
グレイヘアにした人の多くがこのことは理由としてあげています。けれど、それだけではなかなかグレイヘアに踏み切ることはできません。
前回の私のグレイヘア・デビューのブログを見た人から、「グレイヘアは次第にそうなったのですか?途中、見苦しくなりませんか?」との質問をいただきました。
答えは「イエス」です。
グレイヘアに移行するには時間がかかります。何もしなければ見苦しくなるのは残念ながら避けられません。
若い人が金髪やシルバーヘアでおしゃれを楽しむのとはワケが違います。それなりの決心というか覚悟が必要です。
マイナーチェンジではなくフルモデルチェンジだからです。
私の場合は広島文化短大を退職したことが大きな「きっかけ」となりました。
特に最後の9年間は学科長を務めていたので、頭髪は「黒」の方が職務上なにかと都合がよかったのです。
それなら無理に長くしなくてもよかったのでは?と思われるかもしれませんが、長く伸ばしていたのには理由がありました。
「フラ」をやっていたからです。
「フラ」というのは「フラダンス」のことです。私がフラ?と意外に思われるかもしれませんが、まぁ、こんな感じです(笑)
学科長になった時期と同じくして習い始めました。プレッシャーが多い仕事だったので、ALOHA(アロハ)なマインド、世界には随分助けられました。何より楽しかったです!!
2か月に3回くらいはステージに立っていたので、髪を下すにしても上げる(まとめる)にしても長さが必要でした。
普段は後ろで結ぶか、カチューシャをするかで過ごしていました。
広島文化短大を退職すると同時に「大人のおしゃれ塾」を始めたですが、ちょうどその頃はコロナの第1波、最初の緊急事態宣言が発令された時期で、「フラ」のステージはもちろん中止ですし、レッスン自体もお休みとなりました。
そして今回の手術、まったく想定外の出来事でしたが、さまざまな苦しい思いをするなかで、新たな気持ちが芽生えてきました。
過去のこだわりや成功体験にすがりつくのではなく、何か新しい自分を生きてみたい、そんな気持ちです。
何かが吹っ切れた感じといいましょうか。
手術から8か月、だいぶ元気になってきましたが、すべてが元通りというわけにはいきません。
今回のグレイヘアという選択は、あきらめでもないし、逃げでもない、新たな私へのスタートなのです。