こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
おしゃれ塾、を名乗っていながら『おしゃれ』は英語で何と言えばよいのか、気にはなりながらも曖昧にしてきました。
ところが先日「おしゃれ」というカテゴリーをブログに作る時、URLに英語表記が必要となり、Googleで自動翻訳してみたら「ファッショナブル」と出てきました。
確かにおしゃれなファッションに身を包んでいる人を見たら「ファッショナブル!」と言ったりします。
けれど、おしゃれ=ファッショナブルかというと、それも違うような気がします。
流行の最先端でなくても、首に巻いたスカーフが素敵だなと思った女性に対して「おしゃれですね」と言ったりしますから。
そこで【Eiton English Vocablog】というサイトで、おしゃれの英語訳について調べてみました。
ちょうど第80回が「おしゃれ」の英語訳についてで、オンライン上の和英辞書や英語学習サイトを何と15件!調べた上で、語句のもつ微妙なニュアンスの違いが考察されていました。
「おしゃれ」の英語訳としては・・・
シックchic、クールcool、クラッシーclassy、ドレッシーdressy、ファッショナブルfashionable、スマートsmart、ソフィスティケイテッドsophisticated、スタイリッシュstylish、トレンディ―trendy、などがあり、このうち、ファッショナブルfashionableとスタイリッシュstylishはすべての辞書に載っていたそうです。
だからといって「おしゃれ」の英語訳がファッショナブル、またはスタイリッシュかと言われたら、それはまた違うのでないかと【Eiton English Vocablog】さんも私と同様の考えを述べています。
まず、「おしゃれ」とは服装や化粧など身なりに気を配ることですが、人でも物でもそれが素敵に見えるときに私たちは「おしゃれだね」と表現し、必ずしも流行のスタイルやデザインである必要はありません。一方、「ファッショナブル」と「スタイリッシュ」は主な国語辞書で「流行の」や「当世風 (=今風)」と説明されています。
となると、流行のスタイルやデザインかどうかに関係なく、素敵に見えるものに対して使う「おしゃれ」という言葉は英語では何になるのでしょう?
「トレンディー」も流行の最先端を行くという意味ですから違いますね。
「クール」や「スマート」ではカッコ良すぎるし、「クラッシー」「ドレッシー」ではエレガント過ぎます。
「ソフィスティケーティッド」は洗練されたという意味ですが、ちょっとよそよそしいというか身近な気がしません。
結局、私はおしゃれの英訳を「シックchic」にしました。
もとはフランス語ですけど「上品な」というニュアンスがあって、しかも「あか抜けている」という意味になります。
大人のおしゃれ塾では、行き過ぎたファッションは避けたいと考えています。
ブランド品で身を固めたり、新しい服を次々に購入したり、メイクが濃かったり、過剰なファッションは今の時代、重すぎるように感じます。
加齢によって輝きが失われた分、明るい色やアクセサリーで華やかさをとか、艶(つや)感が大事とか言われますが、それも程度問題で「盛る」方向で行くとエスカレートしがちです。
仕事柄、華やかなファッションがもとめられる職種もありますが、その場合でもアクが強すぎると大人世代の魅力(ギラギラしていない奥ゆかしさ)が半減します。
さり気なく、しかも「ちょっと気が利いている」くらい控え目な方が、よりシック(おしゃれ)なのではないでしょうか。
考え方は人それぞれではあるのですが、それにしてもこの記事を見つけてくださり、お読みいただいたこと、とても嬉しく思っております。
なかなか検索してヒットするようなタイトルではありませんから(笑)
もしお時間がありましたらこちらもお読みいただけると幸いです。