おしゃれは趣味の一分野。みんなが「おしゃれ人間ファッショニスタ」をめざす必要はない。

おしゃれ

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

立春とはいえ寒い日が続いていますね。

こんな時期「おしゃれが苦になる、面倒」という声をよく耳にします。

季節は問わないのかもしれません。暑ければ暑い、雨なら雨で、おしゃれが億劫になりますからね。

私のブログ、「おしゃれが続かない」「おしゃれが面倒」の回にも、冬だけでなく年中ご訪問いただいています。そんなに多くはないですけど(笑)

「おしゃれが続かない」「おしゃれが面倒」という悩みの解決方法
大人のおしゃれ塾、田中です。 朝晩、寒くなってきましたね。 寒くなってくるとよく耳にするのが「おしゃれが続かない」「おしゃれが面倒」という声です。 確かに、暑かったり、寒かったり、眠かったり、日々のおしゃれを維持するのは大変ですね。 でも、...

「おしゃれが面倒」への対策

そもそもおしゃれが面倒というのは、夕ご飯の献立を考えるのと似ています。「作らなきゃ」と思うと気が重くなるところが。

でも、最低限、料理ができて食材もそれなりに揃っていれば、何とかその日の夕ご飯くらい格好がつくのではないでしょうか。

ファッションも同じです。最低限、コーディネートの基本がわかっていれば、手持ちの服の組み合わせで何とか格好がつくものです。欲さえ言わなければ。

そうです!「欲さえ言わなければ」です。ところが世の中にはファッション情報があふれていて、ついつい、その罠(わな)にかかってしまいます。

罠(わな)と言っては言い過ぎかもしれませんが、華やかなインスタグラムやファッションブログ、動画を見ていると、様々な着こなしや、新しい商品に影響を受けます。

視聴者のコメントもほとんどがいいね!ばかりで「おしゃれであることは正当」なような感覚、意識が刷り込まれていきます。

もともとファッションには「自分をよりよく見せたい」という願望が本質的にひそんでいます。そこが刺激されるのですね。

ファッションのインフルエンサーには2つのタイプがあって、一つはプチプライスやファストファッションのコーディネートを売りにしているタイプ、もう一つはハイブランドを着こなしながら、UNIQLOやGUなどを混ぜた提案を行うタイプです。

どちらのタイプもファッションに目がなく、並々ならぬ情熱をファッションに注いできた人たちです。ファッションのためなら時間も労力もお金も惜しみません。昔風にいえば「着道楽」今風にいえば「ファッショニスタ」ですかね。

着道楽とは・・・
ぜいたくな衣服を買いこんだり、着飾ったりすること。衣服に金をかける趣味。また、その人。(日本国語大辞典)

ファッショニスタとは・・・
最先端のファッションを追い求める人。おしゃれに敏感な人。また、ファッション業界人。(デジタル大辞典)

誰もが自分をよりよく見せたいけれど、私たちみんなが「着道楽」や「ファッショニスタ」をめざす必要はありません。

冷静に考えてみましょう。ファッションブロガーたちは、どれだけファッションにお金をかけているでしょうか。次から次へと購入した服は本当に着ているのでしょうか。ブログや動画作成のために購入する服も多いのではないでしょうか。

バブルの頃ならいざ知らず、今の私たちで、こんなふうにファッションにお金をかけることができる人は一体どのくらいいるでしょう。

身の丈に合ったファッション

諸外国と比較すると日本人の実質賃金はこの数十年ほとんど上昇していません。すでにお隣の国にも抜かされた状態です。お給料が大幅にアップしているという人は、今の日本ではかなりの少数派ではないでしょうか。

おしゃれは趣味の一分野、彼らはファッションが趣味なのです。

道楽なのです。お金や時間をどこにかけるかは人それぞれ、ゲーム、音楽、旅行、スポーツ、などいろいろあります。

そんなふうに一呼吸おいてファッションやおしゃれを考えてみることも大切です。

レストランのフランス料理も良いですが、自分で作った夕ご飯もほっこりします。

おしゃれが面倒というのはレストランのフレンチをめざすから。日常のおしゃれはもっと気楽でさり気ないものです。

想像してみてください。

動画の中のファッションブロガーや超おしゃれな人が、あなたの職場や身の回りに来たとしたら。浮いて見えませんか(笑)

雑誌の写真や動画でちょうどよく見えるファッションは、じつは結構くどい(トゥーマッチ)です。

そのくらいしないと映えないのですね。

少しもの足りないくらいが今の時代の「気分」ではないかと私は思っています。

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