こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
このところ毎日、日中暑いですね~。療養生活の必需品「リネンシャツ」、こんな気候ですから引き続き愛用しています。
そこで気付いたのですが、洗濯して干す時に、UNIQLOのリネンシャツは前中心線に「しわ」ができるのです。
無印のリネンシャツにはできません。
現在、春夏用、秋冬用含めて、UNIQLO4枚、無印良品2枚、合わせて6枚所持していますが、その範囲内での感想(結果)です。
療養生活で活躍してくれたリネンシャツについての記事はこちらです。
UNIQLOリネンシャツ
まずはシャツの構造(構成)から見ていきましょう。UNIQLOリネンシャツは前立てがなくシンプルな打ち合わせになっています。
裏面を見ると、表の生地をそのまま折り込むことで見返しと芯地の効果を持たせてあります。
ステッチは端ミシンのみで、もう片方にはかかっていません。このため見返しが浮いてしまい、結果、折れやすくなってしまうように感じます。
写真矢印部分が前中心線にできる問題の「折りじわ」です。この線が上から下までクッキリと、上前にも下前にも入るのですね(涙)
この折りじわは洗濯しても取れませんし、干す時にパンパンと叩いてもダメですし、アイロンをかけても残っています。
手持ちの4枚ともUNIQLOのリネンシャツにはこの「しわ」ができます。それが干す時とてもストレスになるのですね(笑)
何も考えずに干すと、このしわが折り目となって、折れた状態のままで乾くことになります。
リネンは洗いざらしの着用が許される素材なだけに、この点が残念でなりません。
前中心をこのような仕立てにすることで軽やかでスッキリとした印象にはなるのですが困ったものです。
一方、無印のリネンシャツは前中心の仕様が異なっています。
無印良品のリネンシャツ
無印のリネンシャツ上前に短冊状の「前立て」が付いています。
アップで見てみましょう。色違いの商品ですが「前立て仕様」はどれも同じです。
前立ての裏側の状態がこちらです。
UNIQLOに見られたような浮きがありません。このため洗濯しても折れ曲がりを気にすることなく干すことができます。
このような仕立てはUNIQLOでも他のシャツでは行われていて、先日購入したフランネルシャツも前立て仕様でした。けれどリネンシャツだけはこの前立て仕様にはなっていないのです。
あと違いとしては、ボタンの色が無印のリネンシャツは「白」いことです。
UNIQLOでは身生地と同色のボタンを使用することがありますが、無印では白いボタンがアクセントとなって、カジュアルな印象を強めています。
ボタンも身生地と同色になっていました。
まとめの感想
麻という素材は、基本、ドレッシーな素材ではありませんから、私はリネンシャツに限っては、今後購入するとしたら、カジュアル寄りになりますが無印良品にすると思いました。
それでもUNIQLOのリネンシャツは「色」が気に入った場合は購入するかもしれません。洗濯時のストレスがなければ本当に良いのですが。
今日は自分でも細かいことを書いてるなとは思いましたが(笑)、それでも日々着用する服は、ストレスを感じる部分があると、ついつい着ることが億劫になってしまいます。
それは日常着に限らずどの服にも言えることかもしれませんね。
両社のリネンシャツのその後
この記事を書いてから約9か月後、2022年6月に、ユニクロと無印良品のリネンシャツについて、改めて店頭に並んでいる商品をチェックしに出掛けました。
ユニクロはシルエットもサイズ感も縫製もこれまでと変わっていませんでした。
一方、無印良品は、これまでの前立て仕様の製品は見当たらず、「フレンチリネン洗いざらしワイドシャツ」という商品名で、オーバーサイズなシルエットに生まれ変わっていました。
ボタンは身生地と同色になっています。
購入して洗濯してみましたが、ユニクロのリネンシャツで悩まされたシワ問題は起こりませんでした。
価格はユニクロより1000円高い3990円ですが、リネンの質が良く、値下価格にもなっていたので、2枚購入しました。
洗うと若干、縮みますが、オーバーサイズに作られているので、身幅や着丈は大丈夫だと思います。
袖丈は短くなったと感じられる方もあるかもしれません。
リニューアルした無印のリネンシャツについては、こちらの記事をご覧ください。
追記:2023年から無印では、シャツの素材をリネンからヘンプに移行しているようですね。
ヘンプは麻と似た風合いの素材ですが、生育の過程で環境負荷が少ないことでも注目されています。