大人のおしゃれ塾、田中です。
眉の描き方シリーズも今日が最後となります。
1回目は骨格をいかした眉のプロポーション、2回目は顔のかたちに合った眉のラインについてでした。
最終回は、眉カットと用具についてです。
ぜひ、全シリーズマスターして、洗練された美しい眉を手に入れてくださいね!
眉のかたちが決まったら、アイブロウペンシルで輪郭を線で囲む
眉頭、眉山、眉尻、カーブの具合を確認しながら、左右の眉を描いてみます。
次に左右対称になるよう注意しながら、完成した眉の周囲をアイブロウペンシルで線で囲みます。
ハッキリとした濃いめのペンシルで描くと良いでしょう。
電動カミソリや眉ばさみで輪郭線の外側の毛をカットします。
ツイザー(毛抜き)を使用するのであれば眉の下側に使うと良いでしょう。
眉毛に長さがある方、毛量が多い方は、眉ブラシやコームで梳(と)かして、輪郭線からはみ出した部分はカットしてください。
ブラシやコームは上から下に毛流れに沿って使います。
毛量のない方は、輪郭線内に自然におさまっているようであれば、カットの必要はありません。
以上が眉カットについてでした。
眉カットで思い出すのが、私がメイクスクールに行っていた時の授業での一コマです。
師匠が「ここの1本、カットさせて」と、その時モデルになっていた一番弟子の先生にお頼みになったのです。
師匠といえども無駄な毛1本のせいで、理想的な眉を描き損じることがあるのですね~。
たかが1本、されど1本、です。
眉メイクに何を使うかは人それぞれです。みなさんは何を使っておられますか?
- ペンシルで描くだけ
- ペンシルで描いてブラシでぼかす
- アイブロウパウダーを付属のチップまたはブラシで使用
- アイブロウパウダーを自前のブラシで使用
どの方法でも良いのですが、4番目の自前のブラシの場合は、毛に腰のあるものをお使いください。
写真の2枚目、左端のブラシは、ブラシが横向きになってしまてますが(涙)毛先が斜めにカットされています。
このブラシは残念なことに、毛質が柔らかく、眉ブラシとしては役に立ちません。リップブラシとして使っています。
右端のブラシは「ポーラドルフ」というブランドのものですが、毛がウォーターバジャー(水アナグマ)で、私の大のお気に入りです。
(水アナグマって、どんなのか検索してみたら、顔が黒白の縦じまでタヌキっぽかったです)
要は、ブラシは筆に腰があれば100均でもOKですよ~。
眉メイクの方法(手段)はいろいろですが、基本をしっかり押さえるにはやはり「ペンシル」が一番です。
毛の欠損部分を描き足すことから始めるとよいのでしたね(第一回目)。
メイクスクールで使う「エボニー」というのがこちらです。
鉛筆の先を薙刀(なぎなた)削りにして使います。
薙刀削りというのは、芯がむき出し、厚みを削いで先を斜めにカットした状態です。毛の1本1本を描くことができます。
ただし、エボニーは油分を吸収しやすく、眉を描く過程で描きにくくなることがあり、その時はコットンで油分を拭いてください。コットンを左手に、右手にエボニー、といった構えになります(右利きの場合)
エボニーはデザイン用の鉛筆(画材)なので硬いですが、エボニーに似た眉専用のペンシルが「シュウウエムラ」にあります。
シュウウエムラのアイブロウペンシル(ハードフォーミュラー)です。色数も12色と多く、購入したらお店で薙刀削りにしてくださいます。
私は「シールブラウン・ハード9」を持っています。ほとんどグレーで使いやすい色です。
一度買うと何年も持つのが嬉しいですね。