こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
お彼岸も近くなりましたが、まだまだ暑いですね~。
そんな中、パンツを3本、リメイクしました。
3本ともこの春、GUで購入したものです。
まずは5月に購入したカットアウトストレートジーンズ!
GU「カットアウトストレートジーンズ」
こちらのジーンズは、全体のシルエットやカットアウトのバランスが良く、5~6月にかけて何回も着用しました。
6月中旬からは猛暑が続き、いくら穴開きジーンズでもさすがに暑く、ずっしり重みのあるデニムは敬遠していました。
ところが、これが秋冬となると話は別です。
冬の服装はダークになりがちなので、明るいブルーはとてもいい仕事をしてくれます。特に私は黒にブルーの配色が大好きなので、穴を塞(ふさ)いで秋冬仕様にしようと考えました。
そこで登場したのが、短大専任教員時代のファッションショー用の衣装です。当時は毎年「教師作品」を発表していました。
前開きの袖なしコートで、前はウエスト丈、後ろは踝(くるぶし)丈です。
デニム地を接ぎ合わせて作りましたが、矢印の部分(写真)が穴を塞ぐのにちょうどよいのではないかと!
衣装はモデルサイズで作るので、セットで着用するスカートも、すそに3段ペプラムをつけ、細くて長いマーメイドラインに仕上げました。
そのペプラムを一段取って私用に丈を短くしたのがこちらです。
手描き友禅には時間をかけたので、コートも何かに作り替えて活用したいです。
さて、コートから取り外したブルーのデニム地、ジーズンに当ててみたら少し色が濃かったので、一度洗いをかけました。
仕上がったのがこちら。明るすぎず暗すぎず、ちょうどよくなりました。
穴の裏側に当てて、周囲を半返しで縫っていきます。悪目立ちしないよう糸はジーンズと同色にしています。
最初、穴は突き合わせた状態で縫っていたのですが、それでは破れた個所の「修繕」感が強く、おしゃれなイメージが全くありませんでした(笑)
それではということで、今度は当て布を少し見せるようにしたら、なかなかよいではありませんか!
当て布の色も濃すぎず薄すぎず、ちょうどよい塩梅(あんばい)です。見せる分量は、何度か着用してパンツのシルエットが崩れないよう調整しました。
そして出来上がったのがこちら。
穴が塞がれたので、冬場でも寒々しい感じがなくなったと思います。
GU「カーゴジョガーパンツ」
次に取り掛かったのがカーゴジョガーパンツです。
GUイオンモール府中店で6月に購入しました。
店内ではお掃除ロボットが休みなく巡回。働き者ですね~。
せっかく購入したカーゴパンツですが(しかも黒とオレンジの2本)、生地が厚手だったため、猛暑の7~8月には着る機会がありませんでした。
こうなったら生地も重みがあるので、すそのゴムを抜いてワイドなシルエットにしたら、この秋冬「大人っぽく着用できるのではないか」と思いました。
思いついたらすぐ実行!
オレンジの方は白いゴム、黒い方には黒いゴムが入っていました。けっこう丈夫なゴムでした。
ゴムは、すその折り返し部分から縫い目をほどいて抜きました。抜いた後はまつり縫いで閉じておきます。
いかがでしょうか。
すそを絞ったシルエットは「もんぺ」にも通じるものがあり、エレガントさに欠けます。
ゴムを抜くことで、足の甲にかかるくらいの「ゆとり」がうまれ、落ち着いた印象のカーゴパンツに変身しました。
これにブーツを合わせることもできますし、この秋冬、フル活用できそうな予感がします。
おわりに
今回のパンツのリメイクは初心者の方でも簡単にできるものばかりです。
着飽きたジーンズをカットアウトしてみるのも良いかもしれません。穴はそのままでも、私のように裏から当て布をしてもOKです。
丈の短いすそ絞り型のパンツも、絞った部分を切り取ることでロールアップできるようになります。ロールアップすることで、ソックスやブーツを見せて楽しむことができます。
そうです!
リメイクは楽しさを呼び込む魔法のおまじない!
ぜひみなさんも挑戦なさってみて下さいね。