こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
世の中にはおしゃれになりたい、おしゃれでいたいと思う人がいる反面、おしゃれには興味がないという人もいます。
価値観は人それぞれ。おしゃれに興味があろうとなかろうと、他人がどうこういう問題ではないでしょう。
ただ、おしゃれになりたいと思っているのに「どうしたらいいかの分からない」と悩んでいる人が多いのも事実です。
そんなわけで今日は「おしゃれな印象がつくれるちょっとした工夫」について書いてみたいと思います。
色で関係性をつくる
漠然とおしゃれになりたいと思っても、いきなりはハードルが高いもの。
どこから手を付けたらいいのか、インスタやウェブで見たスタイリングを真似てもその後が続かない、いつまでたってもその繰り返しな状態が続いてしまいます。
まずは身に着けるものに色で関係性をつくってみましょう。
例えばこちら。
ロンTのロゴが黒なので、スカートも黒にして関係性を作ってみました。サンダルも白×黒で明快に。
こんなふうに色で作った関係性は一目瞭然、わかりやすいのです!!
おしゃれに見えるというのは、まずはぱっと見のわかりやすさが大事です。
ここ大事ですよ!
次はグレイッシュなモスグリーンで関係性をつくってみましょう。
シャツは昨年、無印良品で購入したのですが、今年はH&Mでこちらのシューズを見つけ、思わずその色みにひかれて購入しました。ぴったり色調が合っています。
このシューズはつま先がグレイッシュなベージュなので、明るいベージュのパンツにもよく合います。他のアイテムとも関係が作りやすいので本当に買ってよかった!
同じく、買ってよかったと思う商品をもう一点。
ダイソーのスヌード。輪っかになったストールで税抜き200円という嬉しいプライス。
なぜこのスヌードに惹かれたのか。
それはスヌード全体に散らばっている柄がシルバーに光り輝いていたからです。
これが手持ちのショルダーと見事にリンクするのですね。
バッグは昨年、近所のシューラルーで買ったのですが、結構シルバーの輝きが強いので、アクセントとして使うにしても意外と服を選ぶので出番が少なかったのです。
それがこちらのスヌードを購入したことで一気に解決。出番が増えました。
ただし、スヌードの輪っかはほどいて、ストール状にしています。スヌードは胸元にボリュームが出過ぎるので個人的に苦手なのですね。
ボディに着せると素敵なのですが。
スヌードの状態
お直しは思いったら即実行。
縫い合わせをほどいて、両端をそれぞれ三つ折りにして躾(しつけ)をかけます。あとは手まつりで仕上げました。
まつり縫いをするとミシンより柔らかい仕上がりになります。
こんな面倒なことをしなくても(笑)切りっぱなしでもOKですよ(笑)
ストール状にすると、胸の両側に垂らしたり、端をひと巻きめに入れ込んだり、アレンジがしやすくなります。
素材はポリエステル100%。扱いやすく、200円でこんな使える商品が手に入るとはダイソー恐るべしですね。
関係性がつくれるようなったら
こうして色での関係性をつくることを実行してみると、結果として、コーディネートに主張というか、コンセプトが感じられるようになります。
関係性をつくるという行為自体に自分の意志が働いていますから。
表現しようとする意志が。
こうなってくると「もっとスカートは長い方がいいかも?」とか鏡を見て思うようになり、どんどん新しい気付きが芽生えてくるようになります。
進歩だと思われませんか?
最初は面倒だったり、気恥ずかしかったりするかもしれませんが、思い切って続けてみてください。
黒なら黒、グレーならグレー、関係性をつくる色を絞っていくと、集めた服どうしの組み合わせがきくようになり、コーディネートの幅が広くなります。
時には人から褒められてビックリすることがあるかもしれません。
日本人はあまり人を褒めないので、もしそういうことあったら褒めたその人も素敵な方ですね。
関係性は服だけでなく、靴やバッグ、帽子、アクセサリーなどのファッション小物とも作れます。
アイシャドウやリップ、ネイルと関係性をつくるのも楽しいですね。
次の写真はユニクロ&JWアンダーソンのパンツと同じくユニクロの小花柄のワンピースを合わせたものです。
パンツのピンクとワンピースの小花のピンクが驚くほど似ていました。
このコーディネートには白いお花のイヤリングを合わせます。
白で抜け感をつくる意味もあるのですが、花というモチーフに関連性を持たせたところも自分では気に入っています。
このイヤリングもワンピースと同時期に買ったのですが、金属部分がシルバーなので、前述のシルバーバッグともリンクさせることができます。
いくつか例をあげさせていただきましたが、考え方、やり方は多少なりともお分かりいただけたでしょうか。
関係性のアピール度、わかりやすさの程度
先程のピンクのセットアップは、ピンクの自己主張が強いうえに、羽織りものにもピンクを繰り返していまから、かなりなアピール度です。
こういうアピール度の高い服装は「気分があがる」というのでしょうか、着ていて楽しいものですから、さらにいろいろな組み合わせに挑戦したいと思う気持ちをバックアップしてくれます。
まずはここからです!
本当に最初はこの「いかにも!」という関係性の作り方の「わざとらしさ」に気恥ずかしさを覚えるかもしれませんが、人間慣れるものです。周囲も自分も。
関係性をつくることに慣れてきたら、次は関係性のわかりやすさの程度を考えることです。
私も早くこのセットアップを着て外出したいのですが、まだその機会がありません。
というのも、友人に会う機会は2度ったのですが、片方の友人は病気を抱えていたし、もう片方の友人は身内を病気でなくされたばかり。
どちらも私がおしゃれ心全開で行くのは違いますよね。
この時はモノトーンをベースに、暗くなり過ぎないよう、明るい色を少し差し色として使いました。
時と場合を考えて装うことはどんな時も大切です。
まずは関係性をつくる練習から始めましょう。
その過程できっと、いろいろなオケージョンに対応できる装いができるようになると私は信じています。