こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
いやー、ようやく涼しくなりました。
また暑さがぶり返すのではないかという恐れもありますが、それでも気が付いてみたらもう10月。今年も残すところあと3か月となりました。
今年も一年、大したことはしなかったなとか、また歳をとるのか、といった思いが頭をよぎりますが、それも毎年のことで慣れてしまったり。やれやれですね。
ともあれ私は今、本業の先生業をおいては、書道と太極拳に熱を入れています。
昨日は広島県立美術館で開催中の【日本の書展】に行ってきました。560点を超える膨大な作品数でした。
先月8月には【毎日書道展】にも行きましたから、結構な頻度ですね。いずれの展覧会も、私の師匠・上森恵雲先生が出品されています。
先生の作品です↓
上森先生は、今年77歳とおっしゃっていましたから、広島でも重鎮的な存在ではないでしょうか。
先生の作品には如何にもといった「あざとさ」がないところが気に入っています。気に入っているというと偉そうですが、やはり師事する先生の作品が好きでないと習う気が湧きませんものね。
今年の3月から始めた書道ですが、最初は初心者ということで川尻筆の明星とやらを先生が揃えてくださいました(購入しました)。
ところがこちらの筆、行書ならよいのかもしれませんが、楷書には柔らかすぎて、私の力量では止めや払いが思うようにいきません。
そこで熊野の一休園、欧法筆を広島筆センターに行って購入しました。おかげで、イタチ毛ならではのコシのせいか、楷書の書きやすさが一気に増しました。
最初は写真(↓)の五号でちょうど良かったのですが、だんだん文字の画数が増えてくると、五号ではメリハリを効かせようとすると太過ぎてしまう箇所が出るようになたのですね。(もちろん私の力量不足ですが)
そこで購入したのが少し細めの欧法筆六号(写真下)。
まだ「糊」を落としていませんが一回り小振りな感じで「今度は良いのじゃないか」と今から使うのが楽しみです(ワクワク!)。
書いているときは集中しているので気が付かないのですが、家に帰ると一気に疲れが出ます。無駄な力が入っているのでしょうね。
楷書といっても小学生が書くような楷書ではなく、湯浅奇峰先生の手本ではこちらのようになります。(『書芸』2024年10月号より)
すごくクリエイティブだと思われませんか。
行書や「かな」はまだ書いていないので分かりませんが、楷書の格調の高さが何とも言えず好きです。
少しでもこういったクリエイティブな作品が書けるよう、これからも精進していきたいと思います。
やはり習い事って楽しいですね。