こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
今日はNHK広島放送センターと広島市役所に行ってきました。
現在、改修工事のため休館中の現代美術館が、所蔵コレクションの展示を市内のあちこちで展示するという企画です。題して“どこかで?ゲンビ”
まずはNHK広島放送センターからです。
昼時だったせいか、通りは人がとても多かったです。緊急事態宣言がとけて駅も街も人がウヨウヨ。私もそのなかの一人なので大きなことは言えませんが。
入り口には大きなポスターが貼ってあります。「あなたとアートが、ふとであう。」のコピーがステキです。
私の場合は「ふとであう」のではなく「はるばる出向いた」のですが(笑)、コンセプトとしては気軽に街中でアートにふれてほしいということなのでしょう。入場無料となっています。
ロビーは光にあふれていて、今回のようなギャラリー的な使途にもピッタリですね。写真には入れないようにしましたが、じつは人がたくさん行き交っています。広現美側のスタッフさんは黒いスーツ姿で、かなりな人数なのでちょっと驚きました。
検温してくださったスタッフさんに、先日別会場で見た「どこかで?ゲンビ」の話をすると「見てません」とのお答えで、アルバイトさんなのだなと(笑)
テープで囲まれたスペースがギャラリーとなっています。まずは岡本太郎です。撮影OKとなっています。
「明日の神話 1号原画」1967年
横浜駅に設置されている横30mの壁画のための原画で、5枚確認されているうちの最初の1枚だそうです。
次は「座ることを拒否する椅子」1963年です。
「それぞれに顔を持った椅子は、座ろうとする人がいればその人をじっと見上げ、ただの椅子であることに反旗をひるがえします。」とキャプッションにはありました。
なるほど、人と対等の存在感がありますね。
出口というか入口の所に同じく岡本太郎の「若い夢」1974年があります。とても大きい作品なので驚きました。奥行きがあります。
その他にも、三宅一生のプリーツ作品をはじめ、6人のアーティスト作品が展示されていました。撮影不可だったのでご紹介できず残念です。
同じく、全作品撮影できなかったのが「広島市役所」の展示です。
「広島市役所」は建物が古いせいもありますが、エントランスが暗く、しかも作品がフロアごとに点在していて、スタンプラリーのような感じでした。
作品は下半分が黄色の展示ケースに入っていて、エレベーターホールとか、講堂横とかに設置されています。ご覧のように、周囲の情景とあまりにもギャップがあって「展示の仕方そのものが現代アートなのか」と思うくらいでした(笑)
どちらの会場の展示も昨日始まったばかりです。市役所は19日(金)、NHK広島は21日(日)まで開催されています。
3月7日に終了した「旧日銀広島支店」会場の展示についてはまた次回、ご報告させてくださいね。