こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
いやー、着ない服は出てくるものですね。
もちろん着ようと思えば着れますよ。でも着たくないというか着る気がしないのですね。
服が単なる道具ならいいのですけど、そうはいかないところがツラいところです。
包丁とか鍋ならそんなに買い替えたりしませんからね。
こちらのシャツ(麻100%)もそうです。
2年前に無印良品で購入しました。麻は暑い夏でも涼やかに着れるので大変重宝しました。
洗っては着るを繰り返したので、色もすっかり褪せています。
これはこれで味があるのですが、問題はシルエットと衿のデザインです。
今年はなんだかシャツカラーが堅苦しく感じられるのと、オーバーサイズなシルエットが今の気分に合わないのですね。
ですが麻100%の快適さは捨てがたい!
こういう時こそリメイクです。ちゃちゃっと手直ししてこの夏のスタメンに復帰してもらいましょう。
まずは不要部分を取り除きます。
最初は衿だけのつもりでしたが、全体のバランスを考えて、カフス、着丈(すそ)も調整することにしました。胸ポケットも外します。
みなさんは衿だけでも良いですよ。私は暇ですから(笑)あちこちやります。
衿を取り去った後は、手前と向こうの折り山をそろえ端ミシン。もとのステッチ跡を利用するといいでしょう。
カラー(衿)部分を取り去っただけであっという間にバンドカラーの出来上がり!
この勢いでカフスとすそにも端ミシンをかけます。
出来上ったのがこちら。
衣紋(えもん)を抜くようにして着ると肩回りがストンと落ちてこなれた感じになります。
すそに前後差がでるのもうれしいですね。着丈も5㎝短くしたので、上半身と下半身のバランスが良くなりました。
色違いで購入していた細いストライプのシャツもリメイクしました。こちらも麻100%です。
2枚ともこれからのシーズン、家着として大活躍してくれることでしょう。
袖口のカフスもバンドカラーと幅をそろえたので、バランスが良くなりました。ひと手間かけるとやはり違いますね。
「家庭科」が男女共修になる以前は、中学1年でブラウスとスカート。2年でパジャマまたは浴衣。3年でワンピースを縫っていました。編み物や刺繍もあったのですよ。
その頃の教育を受けた人なら今回のリメイクはお手のものかもしれません。
ですが、お家にミシンのない方や、縫い物が苦手な方も、手縫いで良いですから、ぜひ挑戦してみてくださいね。
手仕事は思いのほか楽しいですよ。
着飽きたシャツ、見飽きたシャツは軽やかなバンドカラーに!
お勧めです!!