こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
手術を機にグレイヘアへの道を歩んで早3年。
いつでもどこでもこの頭で出掛けています。
写真は手術後1年半のものですが、グレイヘアはショートであれば1年もあれば完成します。
詳しいプロセスはこちらに記しておりますのでよろしければご覧ください。
グレイヘアの良いところ
グレイヘアにするまでは日々、目立ってくる白髪に追われていて、特に生え際や分け目は要注意でした。
当時の悩みをリストアップしてみると、、、
2.生え際と分け目の毛量が減る
3.白かった地肌が赤茶けてくる
4.ヘアマニキュアを使い続けると髪が不自然に黒くなる
以上の4つでしょうか。
まず一つ目の「すぐに分け目の白髪が目立ってくる」は、諸悪の根源的な悩みですね。
これを解決するためには白くなった部分を染めるしかありません。それを繰り返すうちに薬剤の影響で頭皮が痛み、髪が薄くなる、といった道をたどるようになります。だったらヘアマニキュアにすれば良いのではと思い、せっせとヘアマニキュアに励めば、今度は髪の色がどんどん暗くなる、挙句の果てには海苔のように真っ黒!という悲惨な結果になります。自分では気付きにくいですが、他人の頭の不自然な黒さを目にするとハッとします。
グレイヘアにして良かったことは、これらの悩みから一切、解放されたことです。
今では伸びてきた白髪を気にすることもなく、生え際や分け目の毛量も増えてきたように感じます。
グレイヘアの悪いところ
ただ、グレイヘアの欠点というか残念なところは、ぱっと見「おばあさん」に見えてしまうことです。(実際いい年は年なのですが)
実際、私もグレイヘアにしてからは、信号のない横断歩道で車が止まってくれる確率が高くなりました(笑)。グレイヘアから受ける印象は決して若々しいものではありません。
なので、どなたにもグレイヘアをお勧めできるかというと、悩みどころではあります。
ただ髪を染めて若く見えるか、と言うとそれも疑問で、よく見れば年相応といった感じは(正直なところ)否めません。むしろ薄毛になっていたり、分け目が見すぼらしいと痛々しい感じを受けたりします。
じゃぁ、どうしたらええねん?ということになりますよね。(←こういう時はなぜか関西弁になる)
グレイヘア or カラーリング
方法は2つ。グレイヘアにしてしまうか、プロの手を借りてカラーリングを続けていくか、です。
まずは「プロの手を借りてカラーリングを続けていく」についてお話ししましょう。
カラーリングを続ける場合
なぜプロの手を借りなければならないかと言うと、伸びてきた部分をリタッチしたり、全体を染める場合でも、毛先に行くにしたがって違う痛み具合や色の残り方を調整してもらえるからです。セルフでカラーリングを行うとこれが出来ません。
プロといっても様々で、カラーといえば必ず全体にがっつり薬剤を塗布する美容師は多いです。
私が危険だなと思うのはアルカリ成分が入っている「ヘナ」を頭皮にベッタリ塗りつけるパターンです。お客さんは「ヘナ」だから安心と思っているかもしれませんが、わずか数十分で染まるのは、それなりにアルカリ成分が入っているからです。なのでベッタリ塗り込めるぶん頭皮は痛み、それを続けると「白かった地肌が赤茶けて」きたりします。一方、アルカリカラーの危険性を熟知している美容師さんの中には、頭皮に付けないよう薬剤を塗布する技術を持つ人もあります。こういう人に巡り合えれると良いですね。
いずれにしてもカラーリングを続けていくのであれば、カラーは明るいブラウンをお勧めします。白髪の多い方は「柿の種」くらいのブラウンでは暗すぎます。金髪に近いくらいの明るさが望ましいです。金髪が無理なら「納豆」くらいの色でしょうか(笑)。そのくらいの明るさであれば伸びてきた白髪が目立ちににくく、自然とリタッチの回数が減り、頭皮や毛髪へのダメージが減ります。
「そんな明るい色にゃできんわ」(←今度は広島弁)と思われる方は、これまでと同じように白髪染めを頑張るしかありません。
白髪がまだ少ない方であれば、ご自身でのケアも可能かもしれませんね。
グレイヘアにする場合
次に「グレイヘアでいこう!」と決心した場合ですが、これはこれで注意しなくてはならない点があります。
それはグレイヘアが単におばあさんヘアになってしまうこと!
染めていた頃の手間がなくなった分、今度は手入れを怠りがちになるおそれが。
カラーリングをやめると、これまで薬剤の働きで付加されていた光沢が得られなくなります。加えて、毛染めをやめたことで毛量が増え(それ自体は良いことですが)結果として髪が広がりやすくなります。毛のうねりも加齢とともに強まります。
そこで必要となるのが洗髪後のブロー。
洗って乾かしただけでは、髪に光沢が出ません。ここはひと手間かけてロングの方ならカーラーを巻く、短い方ならブローする、が必要になります。
昔ながらのくるくるドライヤーで構いません。
しっかり根元から髪を引き伸ばしながらブローしましょう。これでツヤ感が得られます。
分け目や、後頭部などボリュームが必要な部分は、お出かけ前にカーラーを巻くなどひと手間かけてください。特に分け目のボリュームは大切です。
ツヤと分け目のボリューム感!!
思えば10~20代の頃はこのどちらもが備わっていましたよね。今はそれを自分で作り出していかなければなりません。
慣れればそんな手間ではありません。ブローがしっかりできていれば後はワックスで動きを出したり、毛先に束感を作ったりアレンジが楽しめます。
決して老婆にならないようにしたいものです。
おわりに
私の亡き父が生前よく言っていたことですが「女は髪で決まる」。
なんか偉そうな言い方ですね(笑)
ですが今になってその言葉が身に染みます。
父は他にも女性の眉に関して蛾眉(がび)がどうたらこうたらも言ってました。若い頃は文学青年だったらしいですが(汗)
もちろん人の価値は髪だけでは決まりませんが、装う上で髪の重要性は大きいです。
髪が決まっていると全体がグッと格上げされます。逆にどんなにステキな服を着ていても髪が貧相だと残念な感じがぬぐえません。
グレイヘアの良いところ悪いところ、いろいろありましたが、どちらにしても日々のメンテナンスを楽しみながら行っていけると良いですね。