こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
いやー、勇気を出してミセスというかマダム向けのショップに入ってみました。
年齢的には何の問題もないし(ずばりターゲットですが)、プラダやエルメスに入るくらい緊張しました(笑)。
ハイブランドなショップには「不相応な客だと思われたくない」という見栄っ張りな心。マダム向けショップには「私はオバサンではない」という大きな勘違い(うぬぼれ)、が発動しているようです。
やれやれですね。
ともあれ意を決して入店してみると、そこは色とりどりなマダムワールド!(写真は後日、閉店後に撮りました)
近くのスーパーにあるショップですが、ベーシックなUNIQLOや無印良品に見慣れた目には、その「アクの強さ」が新鮮でした。
それを求めてこの店に入ったのかもしれません。
もちろん、オバサン御用達の地味色コートやパンツもありますが、それに交じってクセの強い柄物アイテムが私に向かって手を振ってくれているのですね(笑)。
しかしまぁ、こういったアイテムは、着方によっては、“モード”になるから侮れません。もちろん人を選びますが(笑)。
今回は残念ながら「これ!」というアイテムには出会えませんでしたが、同じフロアの婦人服売り場(平場)で、またまた私に手を振ってくれているコーナーが!!もちろんミセス向けです。
アミールという屋号?がかかっていましたが、ラックにかかっているアイテムはすべてJANNOEL(ジャンノエル)というブランドの商品。
調べてみるとJANNOEL(ジャンノエル)は、共栄ニット株式会社が運営する50代・60代のミセス向けのアパレルで、特にカットソー・セーターには定評があるそうです。
確かにこちらの商品は4年ほど前にも買ったことがあり、デザインといい素材といいとても着やすく、今でも寒い日には大活躍してくれてます。
★4年前に購入したジャンノエルのチュニック
そんなわけで、今回も購入しました。
★紺とグレーのバイカラー(2色使い)のセーター
ボトルネックになっていて(そこがまた良くて)首周りの寂しさや冷えをカバーしてくれます。立ち上がりの分量も絶妙!
紺一色でなく、肘下からグレーに切り替わるため、上半身が軽やかに見えます。重ね着しているようにも。
素材はレーヨン50%、ポリエステル30%、ナイロン20%。
ポリウレタンなどストレッチ素材は入っていませんが、編地の伸縮性が高いので、着たり脱いだりのストレスが全くありません。
いやー、本当に着ていて楽ですし、それなりにデザインが入っているので、あともう一捻り(ひとひねり)の工夫が要らないのも嬉しい。
とはいえ、ミセス向けアイテムをそのままミセス仕様で着てしまうのは、もったいない気がします。
ここはトレンドを感じさせるアイテムを合わせてみましょう。
私はフェイクレザーワイドパンツをGUで購入しました。
商品名では「ワイドパンツ」となっていますが、そこまでワイドではなく、太腿から裾にかけてゆったりとしたフレアを描いています。
合皮ですが光沢も上品。内側は起毛していて暖かな履き心地。ストレッチ性もあります。
ジョンノエルのニットは身幅はありますが着丈は短めなので、上半身はコンパクトで下半身はワイド、というこれからのシルエットを、穏やかな方向で楽しめます。
トップスは今後、ますますタイトで丈が短い方向に進むでしょう。それに合わせてボトムスの多様性、特にボリューム感と装飾性(加工も含めて)も増すことでしょう。
オーバーサイズも廃れず、さらに大きさを増すブランドもあります。
「私はトレンド(流行)なんか興味がないわ」とおっしゃる方も、今、店頭にある服を買えば、好むと好まざるとにかかわらず、時代の洗礼を受けます。
事実、今のUNIQLOのトップスもずいぶんコンパクトになってきました。
★おわりに
今日は、私が近所のスーパーの婦人服売り場で購入したミセス服についてお話ししましたが、餅は餅屋といいますか、ミセス向けのブランドには、ミセスの体型や歳を重ねた女性ならではの柔和さ、可愛らしさを知り尽くした強みがあると感じました。
上手く使えば若い人向けの服にはない、味のある着こなしが楽しめるのではなかと思います。