こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
みなさま、古着屋『西海岸』のセールが復活しました!
2年ぶりの開催なのですね~。
西海岸のホームページは情報源としてはあっさりしているので(笑)私はこのセールをRCCのテレビコマーシャルで知りました。
開催期間は1月20日~2月26日。
1か月余りの開催期間で、告知もこれまでほとんどされていなかったので本当に驚きました。
もうセールはないのかと思っていましたから。
西海岸のセールあれこれ
ご存知の方も多いかもしれませんが、以前はセールの前には案内はがきが来ていました。
過去の私のブログで確認しますと、2020秋冬が最後だったようです。
その後、2021年の春夏にはセールがありましたが、それを最後に2021年も2022年もセールは行われませんでした。
今年もお正月過ぎても音沙汰ないので、このままこの大量の秋冬物を抱えて『西海岸』はどうするのかと部外者ながら心配になったり(笑)
セールの復活!やっぱりうれしいすね~、しかも半額です。
私がお店に行ったのは2月3日の金曜日。平日だったこともあり店内はガラーンとしていました。
だ、だ、だいじょうぶか『西海岸』!こんな状況で!
おかげさまでゆっくり商品を見ることができましたが(笑)
今回のセールでは春以降使えるものを探します。
秋冬物は一通りワードローブを完成させていたので、探すのはこれから使えるものです。もう立春ですからね~。
この時期に冬物を古着屋で購入するのは、余程の古着的価値のあるものであれば話は別ですが、あまり意味がないかと思います。セールだったら今は年中行われている時代ですし。
そんなわけでこれから使えるコットン素材に注目して見ていきました。
今回の購入した商品2点のご紹介
まず最初にチェックしたのがGジャンです。
G(ジー)ジャンというのはジーンジャンパー(jean jumper)という和製英語が元になっているのですが、リーバイスをはじめ多くのブランドがデザインや加工を変化させながら毎シーズン商品が出されていますね。
ブルーデニムが主ですが、黒やアイボリ(白)、ベージュやピンクなど、カラーデニムを見かけることもあります。
私が購入したのはこちら。
ラボラトリーワークという㈱アダストリアのブランドの製品です。
ラボラトリーワークlaboratory workは、20代後半~30代女性をターゲットにしたブランドで、2003年に立ち上がったようですが、2019年には休止しています。
広島には店舗がなかったこともあり、私はその存在を全く知らなかったのですが、㈱アダストリアはブランドが多いですからね。ローリーズファームとかニコアンド、グローバルワークなどなど。
そんなラボラトリーワークのGジャン、若い女性向けの商品ですが、なぜ私が購入したかというと、素材とパターンが気に入ったからからです。
コットン65%、ポリエステル33%、ポリウレタン2%という、ファストファッションでよく目にする組成のデニム地ですが、ストレッチが効いていることもあり、軽くて柔らかく着用していて疲れを感じないのです。
何より肩回りの丸みを帯びたフィット感が気に入りました。
年輩の女性がGジャンを着ると、肩の角張りが強すぎるように思のですが、その点このGジャンは肩幅の設定と袖山の高さが私には合っていたようで、試着してすぐに「ラッキー」と思いました。
もう一枚購入したのがこちら。七分袖のカーディガンです。
セーター、カーディガンコーナーは綿や麻素材に絞ってラックを見ていきました。
七分袖は好きではないのですが、春夏物にもかかわらず毛100%であることに心を奪われ「七分袖が何だ!」という気になり(笑)購入しました。
ほ、ほ、掘り出し物です!
サマーウール、というやつですね。
夏にウールというのは現代人にはピンとこないかもしれませんが、昔から紳士服でもモヘアの生地でスーツを仕立てるというのお洒落な方の間では常識ではなかったでしょうか。
モヘアがアンゴラ山羊から採取されるため、アンゴラの保温性に富んだニットを想像されがちですが、モヘアの生地はシャリ感と光沢があって、春夏向けの高級感あふれる素材なのですね。
私がY’s(ワイズ)の服を購していた頃、モヘア100%のジャケットとワイドパンツも持っていました。その硬質な生地感と光沢の何とすばらしかったこと!思わず遠い目になるほど素晴らしかったです。
ですので春夏で毛(ウール)は違うのではという概念はひとまずサマーウールに関しては捨ててください。
このカーディガンもウールならではの上品な色出しで、編み目も端正で美しい!
製造は㈱ディックス・ヌフ・インターナショナルとなっていて、織ネームにはXIXeというブランド名が記されています。
ググってもヤフオクにスカートが一枚出ているだけで、それ以外の詳しいことは出てきません。
かなり古いものではないかと思うのです(1970~80年代?)。
というのもボタン付けが手作業で行われているのですね。ボタン付けの最後、糸足部分が糸でぐるぐる巻きしてあります。機械にはこの工程はできません。
七分袖であったため、寒い時期、猛に着用されることが少なく、このような良い状態を保つことができたのではないでしょうか。ボタンも色合わせといい品質といい、ボタン付けの糸の色までこだわりが感じられて、本当に良い製品に巡り合うことができました。
古着屋さんでの服探し、こんなことがあるからやめられませんね。
倉庫型・古着店について思うこと
ミリタリーや、アメカジ、メンズアイテムについては全くスルーで見ていないので、ここからの話は「一般のレディスアイテムについて」ということでお読みいただければと思います。
私が今回お店を訪れたのはセール開始後、14日目です。
おそらく、セール開始直後であれば「掘り出し物」はもう少し多かったかもしれませんが、それでも私が初めてこのお店に行った6~7年前と比べると、商品のレベルが相対的に落ちているように感じます。
前述のブログにも書きましたが、メルカリやラクマなど、着なくなった服を個人が売買する時代です。古着屋に集まる服の質の低下も避けられない状況になっているのではないでしょうか。
それでもセールでは600円の商品なら300円にになるのですから、なんだか嬉しく楽しいですよね。
私も今回、2枚購入しましたが、Gジャンが900円→450円、カーディガン600円→300円(税別)でした。
雑誌代くらいの価格で試着も自由に出来るし「目利き」というのでしょうか「選別眼」を養うことができるし、あとは『西海岸』さんには、セールの告知をホームページでして欲しいです。
でなければ以前のようにハガキで知らせてもらえたらと思います。
せっかく近隣に住む上得意様の顧客名簿を持っているのですから、テレビコマーシャル(見てもらえるとは限らない)にお金をかけるよりはずっと集客力があると思うのですがね。
それにしてもセールの開催がもう少し早ければ、ダウンとか冬物アウターがもっと売れたでしょうに、と部外者がまたお節介な心配をしております(笑)