こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。
夏の間は日が暮れてからウォーキングをしていました。
夜の散歩は光るタスキをつけて出掛けよう♪
こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。 今年の暑さは本当に身体に応えますね(涙) 昨年のメモを見ると雨の日が多く、蝉が地中で溺れているのではないかと思うくらいでした。 手術から1年4か月が経ちますが、せっかく午前中にラジオ体操ができるくら...
夕焼けから薄暗がり、暗くなるまで30~40分、ほぼ毎日歩いています。
途中、坂道もあります。
張り切って歩くのは良いですが、これが逆に「膝に負担をかけたりはしないか」と思うようになりました。
というのも、手術後は筋力がおとろえていて、リハビリのために行ったストレッチやトレーニングが強すぎたことが何度もあったからです。
加減がむずかしく、何日も、場合によっては何か月も痛みが続く生活をしていました。今も外歩きのときは感じないのですが、家で階段を降りるとき、右膝をかばうことがあります。
膝、要注意です!
こんなことを考えているとき目にしたしたのがこちらの本【100年足腰】(サンマーク出版)でした。
死ぬまで歩けるからだの使い方【100年足腰】
著者は巽(たつみ)一郎というお医者さんで、「ひざ関節の手術」を専門に、これまで1万人以上の患者さんを診てこられた方です。
人工関節手術の権威でありながら、膝の保存療法を提唱され、手術しかないと諦めていた患者さんの46%を手術せずに歩けるようにしてこられました。
その温存方法とは・・・
まず、体重を落とす
本書では5㎏落とすことを推奨しています。
平地を歩くときで体重の5倍、階段を降りるときは8倍の負荷が膝関節にはかかるそうで、その負荷を少しでも減らすために、特に標準体重を超えている人は減量の必要があるわけです。
ところが日本人には、やせているのに膝痛をかかえている人も多く、姿勢や全身のバランスの悪さが原因してあげられるといいます。
そこで必要となるのが「膝に負担のかかる歩き方を正しい歩き方かえる」ことです。
そのために必要なポイントが3つ・・・
1.内もも(内転筋)に力を入れた歩き方をする
巽(たつみ)先生によると日本人の9割5分がO脚の歩き方をしていて、足裏の重心が小指側にきているため膝関節の内側がすり減りやすいのだそうです。
もちろん膝関節には軟骨があって、緩衝材(クッション)の役目をしてくれているのですが、その軟骨さえ消失させてしまうことがあるのですね。
大事なポイントは歩く時、太ももの内側(内転筋)を意識し、親指重心を心掛けて体重移動することです。
小指は浮かすイメージとなります。
私も早速やってみましたが、親指重心を意識して歩くと姿勢が無理せず良くなることに気付きました。
O脚の姿勢では頭が前に落ちてニワトリのような歩き方になってしまいます。
O脚だからニワトリ歩きになるのか、ニワトリ歩きだからO脚になるのか、卵が先かニワトリが先かのようですが、膝痛を改善するためには頭が前に落ちない姿勢も重要です。
3.太もも(大腿四頭筋)をきたえる
膝痛があると、スポーツはもちろん歩くことさえ困難なことが多いです。
そんなときでも膝を支える大事な筋肉、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)を鍛えることはできます。
「足指にぎり」というトレーニングで、椅子に腰かけたままで、まず片方の足を床と平行に伸ばし、足先を天井に向け直角に曲げます。
その状態で足指をじゃんけんのグーのようにギュッと握ってキープ(5秒)膝裏は伸ばした状態で行います。片方の足が終わったらもう片方、というように、結構シンドイですが何回が続けて行います。
3.膝の軟骨を再生する「足振り子体操」
こちらはラクですよ~(笑)
リラックスして椅子に腰かけ、一方の足(もも)を両手で支え(持ち上げ)膝から下を力を抜いて前後にブラブラさせるだけです(30回程度)。もう片方も同様に行います。
この動きで、関節を包む膜から分泌される関節液の新陳代謝がよくなるそうでです。特に寝起きはこの液の分泌が減少し、膜内が乾燥しているため有効だそうです。
本来の軟膏は再生しませんが、繊維軟骨というレスキュー隊ともいえる軟骨がかわりに生えてくるのだそうです。
ちょっと長いですが、巽先生の講演の様子がyoutubeに上がっていましたのでご紹介してます。
「足指体操」部分は1:00:03あたりです。「足振り子体操」は紹介されていませんでしたが、腹筋と骨盤底筋群の体操は08:20からありました。
途中から関西弁になっての講演が親しみやすいです。(レントゲン写真の解析は専門的)
https://www.youtube.com/watch?v=104PnPiEp44
原因と結果の法則
本のタイトルにもなっていますが「死ぬまで歩けるからだの使い方」とは、原因を見てそれと向き合う意識であると巽先生は述べています。
ですから、痛み止めを飲んだり、サプリを飲んだりして、“結果”だけを変えることには、はっきり言って意味がありません。原因がそこにある限り、結果はまた同じように再現されるからです。(中略)原因をそのままに、逃げようとか、見ないようにするのではなく、“原因”をきちんと知り、取り除いていく。この本はそんな本だと思ってください。(p.21)
西洋医学は対処療法です。
私も手術という対処療法で命を救っていただきました。
その恩恵は計り知れませんが、結局は自分のからだに備わる修復力あってこその回復です。
なかなか良くならない私に「日にちが薬」と執刀医の先生は何度おっしゃったことでしょう。
今もまだ、再発への恐怖や、不具合、不調なところは多いですが、そこから逃げずに、できるところから原因と向き合っていきたいと思います。
私の場合は頑張り過ぎないよう気をつけなければ(笑)
https://www.oshare-tanaka.com/fashion-school/surgery/?p=4436