雑誌『ハルメク』は親切で世話焼きな物知りさん!(しかもスマホの達人)

雑誌

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

みなさんは『ハルメク(halmek)』という雑誌をご存じでしょうか。

私は1年半ほど前に知りました。この雑誌不況の中、定期購読者を年々増やしている雑誌があると。そこで早速、定期購読(1年間12冊¥6,960)を申し込んでみました。

50代からの生き方・暮らし方マガジン『ハルメク』は、書店にはいっさい置かず、読者の自宅に直接届けるシステムをとっています。2021年1~6月の実売数は38.5万部日本ABC協会発行社レポート)。一般の雑誌が発行部数(返品も含む)で示されるのに対して、こちらは実売数なところがスゴイですね。

「読者と直接つながることで、世代ならではの悩みや要望をよく聞き、本当に役立つ特集を丁寧に作りあげる」ことが『ハルメク』創刊以来のこだわりだそうです。

私が購読した全12冊の特集の中から、表紙の見出しになったものを集めて、内容ごとにまとめてみました。

●まず注目したいのがネット活用(スマートフォン)に関する特集です。本当に初歩の初歩からスタートし「スマホでの買い物やオンライン講演会に申し込めるまでに読者を育て上げよう」という熱意を感じます(笑)。実際『ハルメク』には「ハルメク通販」や、雑誌の内容とタイアップしたオンラインの講演会、通信講座がたくさんあります。

【ネット活用】
・ハルメク世代のネット活用
・ハルメク世代のスマホ簡単!便利!に使うコツ
・ハルメク世代のネット活用基本のき
・LINEをもっと使いこなすワザ
●次に健康や認知症・免疫など、中高年には欠かせない関心事の特集です。
【健康】
・体幹を整え一生、自分で歩く!
・ぽっこりお腹&猫背まとめて解消!
・手指のトラブルは治せます
・冬の感染症・病気を防ぐ!
・「血流力」を高める最新ケア
【認知症・免疫】
・もの忘れ・認知症を防ぐ新習慣&脳トレ
・免疫力を高める食べ方、新常識
・「笑いの力」で免疫力を高める
・コロナで疲れた脳を元気に!
●メンタルに関しては「気にしない」という意識の向け方についての特集が2回ありました。
【メンタル】
・心も暮らしもラクになる気にしない新習慣
・私の気にしない習慣
●おしゃれに関しては、毎月、別の連載があるので特集としては2回でした。連載の中には「着物のリフォーム」もあります。私はこの着物のリフォームを毎月楽しみにしていたのですが、デザインがかなり高齢者向きなのが残念でした。
【おしゃれ】
・姿勢・髪・服の新ルール
・気分も見た目も元気になる!今ある服と髪型のひと工夫
●終活に関する特集も多かったです。1年間に4回(3か月に1回)死について考えるのは、元気でないと辛い気もしますが、人気の特集のようです。
【終活】
・家族も自分も後悔しない終活
・お金、遺言、お家「相続」のキホン
・お墓の選び方守り方しまい方
・自分らしい最期の迎え方
●料理、ガーデニング、暮しについては婦人総合誌の定番です。ただ料理に関しては中高年向きの野菜中心の特集が多いです。
【料理】
・冬野菜をおいしく使い切る
・冷蔵庫を暮らしの味方に!
・豚切り落とし肉を下焼きでおいしく
・簡単!体にいい!べジ冷凍
【ガーデニング】
・花のあるくらし
・私のバラ園へようこそ!
・花と緑があふれる庭
●断捨離に関する特集もありました。
【暮らし】
・拭くだけ年末掃除
・フィンランド60代・70代の暮らし
・住まい、洗濯もの…、夏のニオイ対策
・暮らしを小さくしてみたら
・「捨てる決心」をつけてラクしてキレイが続く家に!

その他にも毎月連載の小説やコラム、エッセイ、読者コーナーなど盛り沢山な内容になっています。

『ハルメク』の誌面からは、スタッフが総力をあげて、読者が知りたいと思っている情報、有益な「こと」「もの」「知識」を伝えたい、受け取ってほしいとの願いが伝わってきます。

『ハルメク』を購読することによって新しい趣味が見つかったり、イベントを通じて同世代の友達ができたり、雑誌から広がるハルメクの世界も見逃せません。

読者層はホームページには「50代から」とありますが、実際には60代から70代が中心なように誌面の内容から感じました。

その人たちがより一層、元気に生き生きと、そして便利に暮らしてほしい、そのためにはスマホも使いこなしてほしいと『ハルメク』さんは願っています。

おわりに

『ハルメク』さんは本当に親切で世話焼きです。

一見、どこにでもいそうな「おばさん」ですが、物知りな上にスマホの達人です。しかも気取ったところがありません。何でも親身に話を聞いてくれます。こんな人が身近にいたら本当に頼もしいですよね。

『ハルメク』さんの人気の秘密はこんなところにあるのかもしれません。